Happy Birthday Mozart!
2006年 01月 27日
東京にいたときから平日は少なかった睡眠時間がロンドンに来て伸びるかと思いきや、起床時刻は6時きっかりと全くflexibilityがないのに対してブログを書いてるとあーでもないこーでもないとついつい夜更かししてしまうので、睡眠時間は減る一方。おかげさまで冬眠よろしく週末一気に寝だめするクマのようなライフスタイルに突入しつつある。
ともあれ。
そんなわけで午前様はいつものことなのだが、そうこうしているうちにどっぷりとモーツァルトの誕生日になってしまった。
1756年1月27日。
今年は生誕250周年というわけで、生まれ故郷ザルツブルグをはじめとして世界各国で様々なイベントが目白押しである。
そんなわけで、今日は昨年の8月に訪問したザルツブルグについて少々書いてみようかなと思う次第。
1. モーツァルト生家
モーツァルトが1773年まで暮らしたMozarts Geburtshausは、小ぢんまりとしていて観光名所として格別なアピールがあるわけではないが、この天才音楽家の幼少時の生活に触れられる「手触り感」が何ともいえず。
アマデウス少年が子供時代に弾いていた小さなバイオリンが展示してあったりと楽しみは尽きない。
2. ザルツブルグ音楽祭
モーツァルトと同じくザルツブルグ出身のカラヤンが長く総監督を務めたことでも知られるザルツブルグ音楽祭にも一日だけ足を運んだ。
Daniel Gatti指揮のウィーン・フィル演奏で、メインはマーラー交響曲4番(2005年8月6日)。
演奏も良かったのだが(その前年サントリーホールで聴いたゲルギエフ指揮の地響きがするようなウィーン・フィルとはまた全然違う趣だが)、第一に山の岩盤をくり抜いて作られたというエキセントリックな大劇場のセッティング、第二に夜の部とあって華やかなイブニングドレスで着飾るご婦人方と淑女をエスコートする男性陣・・・という構図に見る古き良き上流階級を垣間見た気がして、非常に楽しかった。
3. サウンド・オブ・ミュージックの世界とDOM
ザルツブルグおよび近隣のSalzkammergutは、ジュリー・アンドリュースが主演した心楽しくなるミュージカル・「サウンド・オブ・ミュージック」の本場。一緒に訪れた友人夫妻と「サウンド・オブ・ミュージック・ツアー」なるものに参加したのだが、友人である彼女の方は同ミュージカルの通でびっくりしてしまった。粋なはからいでツアーガイドがミュージカルにまつわるクイズを出題したりするのだが、彼女はクイズに全部答えていたのでは・・・。
市内では、中心部にある教会・DOMが圧巻だった。特段観光名所として取り上げられるわけではないが、教会には珍しい大理石造りの内装がなんともいえない荘厳な雰囲気を出している。
4. ヘルブルン宮殿
上記の友人の薦めで(ちなみに彼女は学生時代ザルツブルグに語学留学していたという達人である)訪れた「Trick Fountains」で有名なHellburn Palaceは、遊び心いっぱいで楽しかった。
それにしても、17世紀初めに、ディナーテーブルでほろ酔い気分のゲストに突然尻下の椅子から水が吹き出してくる椅子の仕掛けを考案した大司教とは、よほど悪戯心に溢れた人だったのだろう。
5. ザッハトルテ
オーストリアといえば、やはり。「Hotel Sacher」のかの有名なチョコレートケーキ、ザッハトルテでしょう。
ウィーンとザルツブルグの2都市にあるこのホテル。観光客と地元の裕福な高齢層でごった返す広いカフェで賞味したザッハトルテは、チョコレートのボリュームにも拘らず生地の間に挟まれているのが杏だったかの爽やかな味わいのジャムであったせいか、ちっともしつこさを感じなかった。
またこのカフェの個性は、やはり雰囲気。映画俳優から著名な政界人まで、歴代訪れた著名人の写真パネルでびっしりと埋め尽くされる壁。時間の流れが少し緩やかになったような気すらする。
実はウィーンへは行ったことがないので、今年はシェーンブルン宮殿でも訪ねてみたいと思っている。
ともあれ。
そんなわけで午前様はいつものことなのだが、そうこうしているうちにどっぷりとモーツァルトの誕生日になってしまった。
1756年1月27日。
今年は生誕250周年というわけで、生まれ故郷ザルツブルグをはじめとして世界各国で様々なイベントが目白押しである。
そんなわけで、今日は昨年の8月に訪問したザルツブルグについて少々書いてみようかなと思う次第。
1. モーツァルト生家
モーツァルトが1773年まで暮らしたMozarts Geburtshausは、小ぢんまりとしていて観光名所として格別なアピールがあるわけではないが、この天才音楽家の幼少時の生活に触れられる「手触り感」が何ともいえず。
アマデウス少年が子供時代に弾いていた小さなバイオリンが展示してあったりと楽しみは尽きない。
2. ザルツブルグ音楽祭
モーツァルトと同じくザルツブルグ出身のカラヤンが長く総監督を務めたことでも知られるザルツブルグ音楽祭にも一日だけ足を運んだ。
Daniel Gatti指揮のウィーン・フィル演奏で、メインはマーラー交響曲4番(2005年8月6日)。
演奏も良かったのだが(その前年サントリーホールで聴いたゲルギエフ指揮の地響きがするようなウィーン・フィルとはまた全然違う趣だが)、第一に山の岩盤をくり抜いて作られたというエキセントリックな大劇場のセッティング、第二に夜の部とあって華やかなイブニングドレスで着飾るご婦人方と淑女をエスコートする男性陣・・・という構図に見る古き良き上流階級を垣間見た気がして、非常に楽しかった。
3. サウンド・オブ・ミュージックの世界とDOM
ザルツブルグおよび近隣のSalzkammergutは、ジュリー・アンドリュースが主演した心楽しくなるミュージカル・「サウンド・オブ・ミュージック」の本場。一緒に訪れた友人夫妻と「サウンド・オブ・ミュージック・ツアー」なるものに参加したのだが、友人である彼女の方は同ミュージカルの通でびっくりしてしまった。粋なはからいでツアーガイドがミュージカルにまつわるクイズを出題したりするのだが、彼女はクイズに全部答えていたのでは・・・。
市内では、中心部にある教会・DOMが圧巻だった。特段観光名所として取り上げられるわけではないが、教会には珍しい大理石造りの内装がなんともいえない荘厳な雰囲気を出している。
4. ヘルブルン宮殿
上記の友人の薦めで(ちなみに彼女は学生時代ザルツブルグに語学留学していたという達人である)訪れた「Trick Fountains」で有名なHellburn Palaceは、遊び心いっぱいで楽しかった。
それにしても、17世紀初めに、ディナーテーブルでほろ酔い気分のゲストに突然尻下の椅子から水が吹き出してくる椅子の仕掛けを考案した大司教とは、よほど悪戯心に溢れた人だったのだろう。
5. ザッハトルテ
オーストリアといえば、やはり。「Hotel Sacher」のかの有名なチョコレートケーキ、ザッハトルテでしょう。
ウィーンとザルツブルグの2都市にあるこのホテル。観光客と地元の裕福な高齢層でごった返す広いカフェで賞味したザッハトルテは、チョコレートのボリュームにも拘らず生地の間に挟まれているのが杏だったかの爽やかな味わいのジャムであったせいか、ちっともしつこさを感じなかった。
またこのカフェの個性は、やはり雰囲気。映画俳優から著名な政界人まで、歴代訪れた著名人の写真パネルでびっしりと埋め尽くされる壁。時間の流れが少し緩やかになったような気すらする。
実はウィーンへは行ったことがないので、今年はシェーンブルン宮殿でも訪ねてみたいと思っている。
by canary-london
| 2006-01-27 11:04
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