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ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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放心・その2

親しくお付き合い頂いているmusicaholicの方々の中でも、Evgeny Kissinの人気には目を見張るものがある。
女性には特に人気が高く、「キーシン」などと呼び捨てしようものなら大変である。
「キーシン」ではなく、「キー様」。
(殆ど「神様」と同義語として使われる・笑。)

本日はその「キー様」の演奏を聴くため、Barbican Hallへ。
不勉強の私は、CD・コンサートのいずれにおいてもキー様初体験となる。

彼女達が夢中になる理由が、一瞬にして分かった。
音楽を通じてこれほどのシアワセを他人である聴衆の我々に与えてくれる素晴らしき芸術家を表現するのに、多くの言葉は要らない。
冗談ではなく、「生きててヨカッタ」という心持ちになるのだもの。

一般人に比べて圧倒的に涙腺が破裂した水道管状態になりやすいワタクシ、実は前回放心した8月30日のLang Langの演奏のときにも涙してしまい、「うーん、24歳に泣かされてしまった・・・」と思っていたのだが、今回は開始後ものの数分でマスカラとアイライナーの殆どが黒い涙となって流れてしまった。
とどめを射したのは、アンコールで私が愛してやまない「愛の夢」が流れ始めたとき。
キー様を聴くときには、アイメイク厳禁である。
以後気をつけよう。

本日の演目は以下の通り:
Schumann Piano Concerto
Sibelius Symphony No 1
(Encore by Kissin:Liszt Liebestraume III)

Piano:Evgeny Kissin
Orchestra:London Symphony Orchestra
Conductor:Sir Colin Davis

*ところで。
わざわざこの場でお断りすることもないのかと思って少し迷うところですが、当初ぼんやりと自分が足を運んだ全てのコンサートについて備忘録代わりに「コンサート報告」を行うことを考えたのですが、これは無謀なプランであることが発覚しつつあります。
備忘録としては良いのですが、ブログには音楽以外にたくさんたくさん書きたいことがあるのに書けなくなってしまうため(「コンサート行き過ぎなんだよ」というツッコミが入りそうですが・・・)、今後のコンサート報告はselectiveにしていきたいと思います(元々シロウトの感想文なので誰も困らないと思いますが・・・)。
あしからずご了承下さい。
by canary-london | 2006-09-25 07:58 | music