ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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直近の旅について。
行き先は、ギリシャ。
アテネだけは実は昨年の5月にも行ったのだが
、今回は、かねてからやってみたかった「アイランド・ホッピング」でクレタ島およびサントリーニ島へ足を伸ばしてみた。

今回はいつもと趣向を少し変え、行った先についてのメモではなく、行った先で会った人々についてのメモ。

今回とにかく何処へ行っても感じたのは、米国人の多さ、そして誤解を恐れずにいえば、彼らがいかに「国際感覚」といったものを欠いているかということだった。
もちろん一口に米国といっても2億8000万人、広い国土に実に多様な人々が住まう国なので、十把ひとからげにするのには無理があるだろうし、私は別に英国礼賛の反米主義者ではないので、ただ無闇に米国人批判をしたいと思って書いているわけでは決してない。

でも、なのである。
サントリーニでは、小さなグループで島を巡るクルーズに出掛けたのだが、いずれも同じホテルに宿泊していた客、我々を含めて総勢8名のうち、米国人もしくは米国人と結婚して米国に暮らす準米国人が4人と全体の丁度半分。

中でも強烈だったのは、その中の夫婦一組の奥様(聞けば私とほぼ同年齢!)だった。
ハコ入りの専業主婦というわけではなく、何らかのサポート的な仕事には就いているらしい。
おまけに、二言三言交わしてみれば、旦那の方はかなりのインテリ。カリフォルニアのオレンジ郡に住み、五歳になる一人娘を奥方の両親に預けて四週間のバカンスに来ているという彼らは、おそらく非常に暮らし向きも良いのだろうとひと目で分かった。

大きなお世話だが、彼女の高い鼻もぷっくりとした唇も、そして豊かな胸のいずれも、どうも自然に持って生まれたものではなさそうな・・・。
・・・なんか、FAKE。

会話の一語一句をここに書き記す気力も時間も紙面もないが、米国のホームドラマにでも出てきそうなこの奥様は、とにかく傍から聞いていても驚くほど、「米国」という一つのものさししか持っていないのだ。
二言目には、「えー??そんなの信じられない。アメリカではね・・・」とくる。
その米国についてのコメントですら、明らかに、自分の暮らす西海岸の裕福な一地域に関するごく限定的なコメントでしかないのだ。
幸せな自分の小さな世界での価値観しか知らず、それ以外の世界に対しては理解する努力もしないまま、「自分と違う=間違っている」と決め付ける。

これが米国人のステレオタイプとまでの暴言を吐くつもりはないが、独自の価値観を「正しい」ものとして他者にも押し付ける傾向は、例えば英国人に比べて米国人の方が強いと感じることは多い。
冒頭「国際感覚」の欠如という言葉を使ったが、パスポートを保有している人の割合が米国では意外に少ない(14-15%というデータが優勢)というのは、わりと良く知られている事実である。

別の一幕。
宿泊先のホテルのプールサイドに寝そべってビールなど飲んでいると、今度は別の米国人カップル(ちなみに男性同士のカップルだったが・・・)の話し声が聞こえてくる。
どうやら彼らは、南イタリアのアマルフィからギリシャへと巡ってきたらしいのだが、曰く、「いやー、イタリアでは如何にジョージ・W・ブッシュが嫌われているかを痛感したよなあ」「やっぱり中東政策が・・・」などと口々に語り合っている。もちろん彼らも、(大概のゲイ・カップルがそうであるように)インテリである。

なるほど。
ブッシュ現大統領は、「異文化に理解を示さない単細胞米国人の象徴」として米国以外の全世界からのみならず、実は米国民からもスケープゴートにされているのか。
・・・だって、貴方達が選んだ国のリーダーでしょ??

個人的にはブッシュ氏のやり方は正直好きにはなれないが、何となく気の毒な気持ちになったところで、ちょうどBudweiserの缶が空になった。
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by canary-london | 2007-10-27 03:16 | travel

新居にて・・・

またしても長期間執筆をサボってしまった。
プライベートでは最近引越しをしたためにてんやわんやの中、先々週は季節外れの夏休みで長らく留守にするなど様々なことが重なってしまった。

引越しというのはそれ自体、また新しい街に関する発見があまりにエキサイティングな出来事なので紙面を改めることにしたいと思っていたのだが、まずは新居でのあらぬ出来事から。

住環境を一新したいという思い、それに気に入っていたとはいえやはり手狭だったKensingtonのフラットから、全く趣きの異なるIslingtonという街に越した。(なかなか味のあるIslingtonという街についてはまたいずれ・・・。)
前の家が狭かったことの反動が出てしまい、我ながら無謀とは思ったが、新居はごく小さいながらも一軒家。

引っ越して一ヶ月以上が経つというのに、一向に家の片付けが進まない。
仕事と遊びのコンビネーションで自分がちっとも家にいないせいもあるのだが、何しろ「家」に住むというのは一大事なのだなと今更ながらに感じる。

もちろん、furnished(家具付)で且つ24時間ポーターが常勤するフラットから、unfurnishedの家に越すということ自体、既に家具や調度品などを買い揃えるという果てしない(が楽しい)作業が発生することを意味する。
ちなみに、ここロンドンでは一軒家となると賃貸であれ家具の付いてくるところは非常に少ないのが現状。

今にして思えば、不在の間の荷物の配送など至れり尽くせりで面倒をみてくれたポーター陣(前の前のフラットではそれが泥棒と判明するなど散々だったが・・・)が懐かしい。
一軒家では、もちろん全てが自己完結の世界に一変する。

更に、私が越した先は所謂Victorian Houseというヤツで、おそらくは築120年程度の骨董品。
古い建物を大事にするロンドンではさして珍しいという古さでもない上、当然引越しの際に色々と注文をつけ修理しているのだが、様々なところにガタが来ているのは致し方ない。

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今週格闘しているのは、何と、ナメクジである。
日曜日の夕方、地下階に位置するキッチンで一匹のナメクジに遭遇。
虫やこの類の生物はどちらかというと大の苦手なので、殺虫剤と塩のコンビネーションで殺すに至ったところまでは良かったが(無闇に殺生はしたくないが、夜中に家の中を這い回られてもたまらないので仕方がない)、何しろ殺したナメクジを紙に包んで捨てるという行為は私にはハードルが高過ぎて出来ない。

結局月曜日までは死んだナメクジがそこに存在しないものとして行動し、月曜日の夜たまたま立ち寄ったHANDYMANに平和裡に処理してもらった。
・・・と一件落着したところでみたら、もう一匹新参者がいるではないか。
こいつもHANDYMANに持ち帰ってもらったのだが、一匹ならまだしも、このナメクジの多さは明らかにおかしい。
良く良く見れば、今回大掛かりな補修をしてもらったキッチンの床と庭へ続く出入口の間に、おそらくは彼らの出入口に使用されていると思われる微妙なスペースらしきものが。
今日早速に修理に来てもらったのだが、何しろ土に近いということは色々なことがあるものである。

時既に遅しの反省として感じたのは、やはり一軒家(+小さな庭)というのは、主として家にいて細かな切り盛りを行う主婦という存在があるからこそ住めるものなのだな、という思い。
専業主婦で通した私の母は、きっとナメクジどころではなくそれこそありとあらゆる問題に遭遇し、その度に解決してきたのだろうなあ、と改めて母に対して尊敬の念を抱いた。
もっとも、母にしてみれば、ナメクジをきっかけに娘に改めてリスペクトされるのも甚だ迷惑な話かもしれないが(笑)。
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by canary-london | 2007-10-24 04:43 | diary