ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

<   2006年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

先般日本に関する批判を書き連ねたばかりなのでその罪滅ぼしという訳でもないが、やっぱり日本人ってスゴイっと思うことも多々ある。
ひとたびビジネスとなった場合におけるサービスのきめ細やかさについては以前も触れたが(これがビジネスの枠を出て個人のレベルになると、途端に「駅の通路でぶつかっても謝らない」になってしまうのだから不思議である)。
このような目配りの行き届いたサービスは勿論、商品開発に直結する。
今回の帰国にあたっては、何しろ体調が悪く、正味60数時間の滞在中殆ど自宅のベッドで寝込んでいたので、そんな視点から気付いた「日本人的スゴイモノ」*。
*最近もずっと東京に暮らす人々にとっては、ごくフツウのものだったりして面白くも何ともないかも・・・。

1. のどぬーるスプレー
喉の痛みを和らげるために家人が買ってきてくれたのが、「のどぬーるスプレー」(こんなモノ↓)。


f0023268_1313814.jpg




5-6cm程度のノズルが着いているのが特徴で、このノズルを伸ばして口の中に差し込むことによって喉に直接噴射出来るのである。
こんな発想、イギリス人にはないだろうなあ・・・。

過去20年か25年程度で、日本のラップ業界(サランラップとかクレラップとかの所謂「ラップ」である)における技術は大きく進歩したのでは・・・と密かに思っているのだが(切り易さで日本のラップの右に出るものはない)、英国のラップときたら、私が最初に渡英した1988年と現在で違いはなく、ほぼ例外なくハサミを持ち出さないと切れない。
それにしてもこのノズル、何かを彷彿とさせるなと思ったらゴキブリ専用の殺虫剤と同じ発想ではないか。
そう思ったらちょっと噴射するのがイヤになったけれど。

2. 鼻セレブ
とめどなく鼻水が出るとき、手放せないのが鼻に優しいティッシュである。英国の紙ナプキンのようなポケットティッシュで鼻をかんでいたら、おそらく10回ぐらいで鼻の周りの皮膚が痛くなってしまう(注: 箱ティッシュはちゃんとしたものがある)。
通常のティッシュよりも繊維の細かい(?)、肌に優しいティッシュ。
・・・こんな発想も、イギリス人には絶対ないだろうなあ・・・。

しかも今回お世話になったティッシュ、ネーミングが「鼻セレブ」ときている。
こっちはひたすら鼻をかんでいるだけなのに、セレブですよセレブ。
ウィッティーなキャッチコピーを考案する才能に日本人は長けていると個人的には思うのだが、ここでもそんなことを感じた。

ところで、FTの紙面にふと目をやると、日本の高齢化および日本経済の今後の展望について憂う記事が。
よれば、日本の労働力人口は2005年から2010年までの5年間、毎年0.7%のペースで減少を続ける見込みである。
一方で、政府の目標とするGDP成長率、年率+2.2%を達成するためには生産性の向上が不可欠であり、他の全ての条件が変わらない前提の下では、要求される生産性成長率は年率+2.9%と過去15年間の平均値+1.5%を遥かに上回るものである。
更なる改革の断行が待たれる、と記事は締めくくる。

折しも、欧米各国市場がM&Aを原動力とした株高に沸くなか、本邦株式市場の独歩安が目立つ昨今。
日本人の持ち味である、確かな「ものづくり」の技術。
これにきめ細かいサービスの追求が加わると、「天晴れ」的なニッチ商品の開発力に繋がる。

こんなアイディア商品を生み出す底力を武器に、高齢化社会ニッポンも是非頑張ってほしいものである。

・・・のどぬーると鼻セレブから、話は思わぬ方向に進んだりして、の巻でした・・・。
[PR]
by canary-london | 2006-11-25 13:02 | current
10月中旬頃から何やらすっかり執筆がおろそかになってしまった。
自分の身辺が何かと慌しかったというのが言い訳でもなく本当の理由なのだが、ブログというものは大して読者数もいないクセに更新を滞ると日々訪問してくれる「読者」に申し訳ないなどと思うのだから面白いものである。
身辺の揺れる事象の当面の完結編ということでもなかろうが、先般の東京出張から戻って10日と経たない17日金曜日、再び東京行きの飛行機に飛び乗る羽目になった。

ごく個人的な、且つ家族にとって大切な内容を敢えてブログという半パブリック・半プライベートの生煮えのようなフォーラムで書くことを近しい親戚(兼大切な読者)にはご容赦頂きたく。
ウェブ2.0社会においては、ブログは他人と共有し得る「社会的な日記」の性格をもつのだから。
(「他人との共有」や「社会性」を無視したブログはさながら電車の中で化粧する女子高生のように見るに耐えない代物となることは言うまでもない。)

前置きが長くなってしまった(悪い癖だけれど)。

11月18日土曜日午前4時。
私の人生の丁度ほぼ半分を同じ屋根の下で暮らした母方の祖母が永眠した。
96歳だった。
大往生である。
自分にとっては、永遠の「おばあちゃま」。

1. 死するときの人間の表情と人間性
「危篤」との知らせを受けて当日の便に飛び乗ったところで、ロンドン→東京の距離はこんなとき果てしなく遠い。
私が都内の実家に辿り着いたのは夜の8時をまわっており、午前4時の臨終には掠りもしなかった。が、灰となる前の祖母にひと目会うことが出来ただけでも、気管支炎を伴う風邪によるひどい咳を押して11時間のフライトに乗って駆け付けた価値は十分過ぎるほどにあった。
棺に納められた小さな祖母の顔は、びっくりするぐらいに、本当に本当に綺麗だった。

エンバーミングなど進むテクノロジーによるところもあるかと思う。
また、祖母が最後にお世話になった青梅のK病院が最後に何らの人工的な延命措置(酸素マスクや点滴など)を行わないで欲しいとの本人の意思を尊重して下さったことも、苦しみが短時間で済む結果となり安らかな表情で最期を迎えることが出来たのは間違いない。

しかし何より、やはりあの穏やかな祖母の表情は、彼女の生前の人格、そして何よりもその「生き方」の表れなのだと感じた。
「いかにして生きるか」ではなく、「いかにして死ぬか」が、現代においてはより重要――そんなことを痛感させられた。


f0023268_11123640.jpg
2. Ode to my family and relatives
お通夜も告別式も、祖母の意向により祖母の(既に他界して長い年月の経つ祖父との間に設けた)子供、及びその子供、そして各々の家族のみというごく内輪の集まりであった。
小さな子供を合わせても20人強のグループ。
集まったメンバーは、大体がして自分と同じく、情に脆くお調子者(失礼!)。
祖母の棺を囲んだお通夜では、走り回る子供達をはじめ談笑(ときに爆笑も・・・?)が絶えない一方(正に生前の祖母が望んだ通りであった)、一人一人が祖母の思い出を語った告別式では涙を拭う姿もちらほら。
家族や親戚という枠組みを越えた「仲間」達。
来年も、再来年も、そのあくる年も。
祖母を囲んで、集まろう。

3. 外資系企業と家族について
会社による差はあるかもしれないが、一般的なイメージとは異なり、インベストメントバンク=冷血なエコノミック・アニマルではない。
周囲で働くのが欧米人ばかりという環境に身を置いていると、こと「家族」というトピックに触れるにつけ、そのように感じる。
木曜日の夜中に受けた「祖母危篤」の知らせを抱えて悶々としていた金曜日の朝。
「仕事なんていいから早く帰りなよ。帰らないときっと後悔することになるから。」
と背中を押してくれた同僚達。
週末の出張予定を初め後ろ髪を引かれる事項も色々あったのだが、とりあえず荷物をまとめて飛行機に飛び乗った。

私は所謂日本の企業に勤めた経験がないので、「日本の会社で働くということ」についてはコメントできない。
然しながら。
日本の組織では出来なかったかもしれない贅沢。

支えてくれた皆に、心から有難うと言いたい。
[PR]
by canary-london | 2006-11-22 11:16 | diary
ほんの数日間の出張だったが、数ヶ月ぶりに日本に帰国した。

以前は気付かなかったが、11月初旬という時期のロンドンと東京の気候の差は思いのほか激しい。ロンドンは10月末以降めっきり冷え込み、朝など気温は0度まで下がり霜の降りる日が増えた。一方の東京は、滞在中はときに日中の気温が20℃を大きく超えるなどぽかぽか陽気。東京は例年に比べても暖かく、皆口々に地球温暖化に対する懸念を表していたが、ロンドンを見ると異常な温暖化の進む地域ばかりではない模様。
ただ、グローバルな規模で気候変動が激しくなっていることは疑いないだろう。

今回はたまたま自分の誕生日が滞在中に重なったことも手伝い、家族の集いなど仕事以外の面でも充実した。
しかし。
半年程度のギャップを経て帰国すると、毎度感じることながら、東京という街のちょっとオカシイところが目に付く。欧米に暮らしながら現地礼賛と同時に日本批判を繰り広げる典型的な「欧米かぶれの嫌な日本人」の仲間入りをするつもりは毛頭ないのだが、日本の、というよりも世界有数のメトロポリスである東京の風変わりな面は、少し離れて外から見ると際立つ。以前にも似た内容について書いたように思うが、重ねて書きたいほど印象が強いということで大目に見て頂くことにして。

とにかく。人・人・人。
自宅から最寄の新宿駅構内を歩く人の数と歩く速度には閉口する。皆が我先にと狭いホームや通路・階段を移動するので、冗談でなく他人にぶつかることなく歩くことが出来ないのである。
ぶつかった場合、なかなか耳にしない「ごめんなさい」「失礼」「すみません」。
自分が謝ってばかりいてしばらくすると、何だか「謝り損」のような気がしてきてしまうのがこれまた恐ろしい。
人とぶつかって謝らないことをはじめとして、日本人はとにかく「目に見える他人への親切/気遣い」が本当に下手である、というかその概念がほぼ存在しない。後ろの人のためにドアを開けたり、他人に道を譲るという当たり前のことが出来る人は驚くほど少ない。
これも今回の帰国中のこと。とある地下鉄の駅で重い荷物を抱えて階段で立ち往生している老齢の女性を見かけたので、階段の上まで荷物を運んだのだが、周囲の男性は知らぬ振り。
あのー。
貴方達の方が私より力持ちなんじゃない??

ちなみに、旦那が以前欧州で一緒に休暇を過した後東京に戻った際には、
「東京はミニスカートの若い女性が異様に多い」ことに最もびっくりしていた。
いわれてみると、確かに。
若い女性の肌の露出が多い。
ファッションに関してはとかく画一的である。
今回に関していえば、ホットパンツより少々長めからハーフパンツ程度の丈のパンツにブーツを合わせるスタイルの若い女性がやたらと目に付いた。
悪意は微塵もないけれど、全体的に小柄で脚の長くない日本人がこのような格好をすると、正直あまり美しくない(勿論最近ではスタイルの良い例外的若者も増加傾向にある)。
皆もう少し、流行や隣人のファッションではなく
「自分を美しく見せるのはどんなファッションか?」
ということを考えれば良いのに、と思う。

短期の東京滞在からロンドンに戻ると、日本の悪い点についてばかり書いてしまう気がするけれど、自分にとっては間違いなく’home sweet home’である東京。
勿論悪い部分だけである筈はなく。

1)  安全: 何しろロンドンでは、外でも旅先でも、はては自宅においても盗難の被害に遭っているため、日本に戻ると安全面においてはとにかく一息つける。勿論東京に泥棒が居ない訳ではないので、気を抜いてはいけないのだけれど。
2)  便利: 交通機関のパンクチュアルな面や小売店・飲食店におけるサービスの質等どんな細かい点をとっても、日本のサービス大国ぶりは突出している。これは極端な例かもしれないけれど、あるブランドの腕時計のベルトを換えてもらうのにロンドンではあまりに手間が掛かるため、結局東京に持ち帰って自宅に程近いデパート内の同じお店に持ち込んだところ10分で交換が完了したり。
3)  食文化: やはり。これに尽きますね・・・。新宿のとある焼き鳥屋さんでのレバ刺しと串焼き・・・。うー。至福。
f0023268_9584590.jpg











f0023268_959930.jpg











次回休暇で帰国の際には、温泉へ行かねば・・・。
[PR]
by canary-london | 2006-11-10 10:00 | culture

Halloween photos

週末から日本に短期の出張で帰国することもあってか何やら慌しく、すっかり更新が滞ってしまった。

日本でもcommercialismの台頭でクリスマスやバレンタインに次ぐ市民権を得つつある感のあるHalloween。

10月31日の昨日は'Trick or treat!' とコスチュームに身を包む子供や若者もちらほら見掛けたものの(それでも米国に比べると英国でのHalloweenはほぼnon-eventである)、週末に訪れたとあるカフェでのHalloween気分を盛り上げる写真を何枚かご紹介して今回はご勘弁頂くことに。。。

f0023268_1174658.jpg
























f0023268_1183148.jpg























f0023268_1110314.jpg


















f0023268_11105145.jpg


f0023268_11114641.jpg
[PR]
by canary-london | 2006-11-02 11:13 | diary