ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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カテゴリ:travel( 35 )

フランス紀行からひとたび脱線したら果てしなく脱線してしまった。
今一度、フランスをフランスたらしめる要素(なんて偉そうですけど、要は自分のお気に入りを列挙してるだけ・・・)を簡単に振り返ってみようと思う。

1. アート
パリの素晴らしい美術館の数々については既にフランス紀行その1で詳述したとおりなのでそちらを見て頂くこととして。
パリの街を歩いていると、何とはなしにアートな気分になるから不思議。
これは街全体が小さな美術館という風情のフィレンツェなどとはまた違う感覚なのだけれど、とにかく街行く人のアートに対する意識が高いというのか。
美術館では、模写をしている人が非常に多かったように思う(模写している人は、かなり年輩のおじさま・おばさまからいかにも美大生といった若人まで様々)。しかも自信のない人はさすがにルーブルで模写なんかしないのかもしれないけど、皆異様に上手い。

そんなところを歩いていると、生来の浪費癖がついつい頭をもたげたりして。
パリっ子達が「パリで最もuglyな建造物」と嫌うPompidou Centreの国立近代美術館の近くをぶらぶら歩いていたら、ショーウィンドウの素敵な写真店があったので何となく入店。
結局特大サイズのこんな写真↓を買ってしまい、週末に船便が届いたばかりでダンボールの空き箱が積み上げられた玄関口は益々狭くなってしまった。

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綺麗な写真は、大きいものが見ごたえがあって好き。
大好きなRobert Mapplethorpeの写真も船便でやっと届いたので、少し部屋が明るくなった。

ちなみに、フレンチ・カンカンもいってみればARTの部類かも。
昨年パリで「ムーラン・ルージュ」へ行ったときに家族にはひとしきり感想を聞かせたけれど、今回はもう一方の雄である「LIDO」へ足を運んでみた。
個人的には「ムーラン・ルージュ」の方がエンターテインメントとしては優れていたと思う。



2.グルメ
やっぱり。食に対する意識はイギリス人とは訳が違います。
今回パリでのディナーは、3回あったうち到着日は「LIDO」で(ちなみにLIDOは食事はかなりqualityが高い)。
最終日は、同僚のフランス人Jに薦められたコンコルド広場にほど近い「1728」へ。「こんなところに?」と思わせるような、とてもしっとりした雰囲気の一軒家レストラン。旅先で食事に行ったときに有難いのは、周囲に日本人観光客がいないという環境(パリでは自分も旅行者なのに生意気で申し訳ないが、折角現地の素敵なレストランに行っても聞こえてくるのが日本語ばっかりだと興ざめである)。ポーションはフランスにしては控えめでお野菜が多くヘルシー。内容の割にお値段はとてもリーズナブルだった。
中間日は、シャンゼリゼの少し裏手となる「Laurent」へ。今は別の超人気レストラン「Astrance」でシェフとして働く友人が(若き日本人女性!)がAstranceに勤める前に働いていたということで彼女のご案内にて。
こちらは御殿のような立派な店構え。彼女のカオで夥しい量のデザートが振舞われて閉口したが、お料理は繊細で美味でした。
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ちなみに、パリっ子たちは本当にスイーツが好きである。
そこかしこにカフェ、ショコラティエ、クレープ屋・・・。
本場でLADUREEのマカロンを買おうかとも思ったが、最近ではLADUREEはロンドンのHarrodsで買えるので、結局マドレーヌ広場近くのお店を冷やかしただけでマカロン購入には至らなかった。

3. ファッション
狙った訳ではないのだが、今回のステイ先はブランド・ストリートで名高いR. du Faubourg St. Honore(フォブール・サントノレ通り)のすぐ裏手。エルメス本店まで歩いて30秒という何とも有難いというか恨めしいロケーションで、これまた余計に財布の紐が緩んでしまった。
このエリアを歩いている人達は特に、という部分はあると思うけれど、やっぱり皆おしゃれが上手い。
ちょっとした小物使いの魅力的な女性とすれ違ったあと、お土産のほかに久しぶりに自分用にも明るい色使いのスカーフを購入。
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エルメスのスカーフには、絶対に他にはない魔法のような発色・輝きがある。
エルメスを初めて母にもらったのは丁度ロンドンに住んでいた高校生時分だったけれど、そのときに比べて少しはスカーフに対して分相応になっているだろうか。
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by canary-london | 2006-02-23 10:42 | travel
美術館のことを書く前に「モン・サン・ミッシェルへ行きました」と一言書いたところ、「写真が見たい!」の声多し。
困ったことに。
あんまり、写真がないのですよ。
ていうか、正確に言うと自分で撮ったものは一枚しかない。

いかんせんブログ上で自分の馬鹿っぷりばかりを公開していてほとほと嫌気が差してきたが、大好きなパリと初めてのモン・サン・ミッシェルへ出かけるにあたってちょっとエキサイトしてしまったのか、ここでまた大失態。
昨年の誕生日に旦那に買ってもらったばかりのデジカメを鞄にしまったところまでは良かったが、肝心の記録媒体であるSDカードが自宅のテーブルの上に鎮座した状態で旅立ってしまうという何とも物哀しい過ちを犯してしまった。

では美術館の写真等はどうやって写しているかというと*?
最近のデジカメはスグレモノで、内蔵メモリなんてものがある。
24MB程度しかないので容量の大きいSDカードに比べると僅かしか撮れないが、何とか20枚強は保存可能。
それで、なけなしのメモリを節約して撮影→メモリオーバーの警告→削除→撮影、を繰り返していたのだが、初日の美術館でこれを繰り返すうちにすっかり賽の河原感が高まって萎えてしまった。
そんなこんなで、本来であれば修道院の内部も撮りたいところは多かったのだけれど、モン・サン・ミッシェルは全体像の写真しかない・・・。ゴメンナサイ・・・。
同じ構図で殆ど間違い探し状態だが、夫に敬意を表して並べて表示してみたり。

私による撮影↓                   夫による撮影↓
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やや五月雨的になってしまうが、モン・サン・ミッシェルにて感じたこと何点か。

1. 「要塞」の要素と修道僧の知識レベル:  修道院自体については、要塞も兼ねているだけあってとにかく複雑な作り。特に、修道僧たちが執務に励んだ「騎士の間」には、当時は機密文書も含まれる文書が作成・保存されていたため、最も奥まった場所にある。10-11世紀当時は(建立は708年だがベネディクト派の修道院となったのは10世紀)文盲の人も多く、修道院とは最も知識が集約される場所の一つだったのだろう。

2. 建築:  私は建築に関してはずぶの素人だけれど、ここは708年に礼拝堂が建立された後、10世紀にはロマネスク様式の教会が、そして13世紀にはゴシック様式の「ラ・メルヴェイユ」(西欧の驚異)の名称をもつ建物が増築されるなど、様々な様式の建築が入り混じっているとのこと。とにかく圧巻なのが「メルヴェイユの棟」の中の「修道僧の遊歩場」にみられる、力を分散させる目的で四方八方にアーチ型に張り巡らされる柱。これはロマネスクからゴシックへの過渡期の産物なのだそう。

3. ベネディクト派の厳格なる戒律: カトリック最古の修道会であるベネディクト派の厳しい生活規範がそこかしこに表れている。生活のプライオリティーは仕事と祈り。食事の時も私語は許されない。先述の「修道僧の遊歩場」や目に美しい柱の立ち並ぶ「列柱廊」が、建物の中でも数少ない「会話」が許される場所だったなんて想像できないような生活。

4. 天候: 写真からも分かる通り、訪れた日は雨こそ降らなかったものの薄曇であった。ガイドの方の言葉を借りると、「モン・サン・ミッシェルはこのぐらいの天候の方が荘厳な感じが高まって素晴らしいんです」ですと。

5. 堤防: ご存知の通り、現在は干潮時も満潮時も関係なく行き来が出来るように堤防が陸と島を繋げているが、実はこの堤防が周囲の環境に悪しき影響を与えているとのこと。これを吊り橋に変えるべく地元の人がさかんに働きかけているが、莫大な工事資金が必要で遅々としてプロジェクトが進行しないとのこと。またしても素人考えだが、こんなに世界の人に親しまれている巡礼地たるもの(しかも世界遺産)、「そんな工事費は俺がもってやる」的な大富豪のパトロンが10人も集まれば出来るのでは?なんて思ってしまうのだが・・・事はそう簡単でもないらしい。

パリから片道4.5時間の長―いバスツアーだけれど(電車でも行けるが、乗り継ぎもあり結構面倒。この点バスは寝てれば着くので楽です。)、時間を掛けてでも訪れる価値のあるところだと思います。
私の友人には、パリ在住とはいえ移住してからの過去一年間で何と3回もモン・サン・ミッシェルを訪れているというツワモノもいますが(笑)。

*最後になってしまったが、美術関係の仕事をしている賢明なる友人からの助言を受け、前回の記事に関して一言。
オルセー美術館での写真撮影は、ごく一部の撮影禁止地域を除いてほぼ全面許可されています。
写真撮影に関するルールはパリでも美術館によって異なり、例えばマルモッタンなど規模の小さいところは全面禁止の傾向が強い模様。観光客の皆様、くれぐれも撮影禁止のところではルールを守って下さいね!
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by canary-london | 2006-02-14 10:59 | travel
前回のトラブルおよび愚行についてはあくまで番外編ということで。
パリでの最大のハイライトは、やはり美術館。

1. オルセー: ちょっと違う視点から
ルーブルも素晴らしいが、私はオルセーが大好きだ。
ゴッホ、モネ、マネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ・・・etc.etc.etc.
こんなに間近でこんなオオモノばっかり見ちゃっていいの?という感じである。
オルセーに展示される名画の数々はガイドブック等に詳しいので、正攻法のオルセー紹介なんて意味がない。
というわけで少し変わったものをご紹介。
前回訪れた昨年3月に気になって、今回どうしてももう一度見たかった絵のうちの一つが下の一点。
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ムーランルージュをはじめとするポスターが有名なロートレックだが、’Femme de Profil (Madame Lucy)’という名の絵に描かれるこの女性。気品溢れる横顔。19世紀末当時のパリの華やかさを感じさせる大きなデザインの帽子。

女性の肖像画については特に、「全てを見せない美しさ」があるのではないかと思う。
うつむき加減の顔、横顔、後ろ姿。

その観点からは、以下の2点も同様。

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左はルノワールの作品。ルノワールの描く女性は幸福感に満ちているのだけれど、正面から捉えたものは時にややtoo muchになる。その点、この横顔は適度にそれが緩和されていてとても心地が良い。
右はミレー。「落穂拾い」「晩鐘」など素朴な農民の姿を描いた絵の印象が強いミレーだが、実はこんなに官能的な女性も描いている。私見だけれど、この絵がこんなに官能的なのは後ろ姿を描くことに徹しているからではなのではないかと思う。

2. マルモッタン美術館
今回モネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館が残念ながら改装のために休館中であったため、モネを堪能するためパリの西端・ブーローニュの森の入り口に近いところにあるマルモッタン美術館を訪れた。
館内は撮影禁止のため残念ながら写真はないのだが、ゆったりと絵を鑑賞するのに丁度良いサイズの本当に良い美術館だった。
特別展示で2階にカミーユ・クローデルの彫刻を展示していた。正直私は彼女の作品を真面目に観たのは今回が初めてだったのだが、男女を描いた作品が非常に印象的だった。Sakountala、そしてLa Valse
やはり、こういう作品はロダンへの半ば狂信的な(そして報われない)愛があるからこそ作れるのだろうな。

3. ロダン美術館
Invalides(アンヴァリッド)地区にある当美術館へも、今回初めて足を運んだ。
ロンドンのテート・モダンにも展示されている’The Kiss~接吻’というロダンの彫刻。
ロダンの作品は、肉体への賛美系のものの方が有名だけれど、私はどうしても男女を描いたものに魅かれてしまう。
ここに描かれる男女は、ダンテの「神曲」に登場するPaoloとFrancesca。Francescaは、Paoloのお兄さんだか弟だかの妻である。
これまた、「禁じられた恋」だからこそこんなにも熱い接吻と抱擁になるんだろうなあー、とまた思ってしまったり。
ロダン美術館は庭も本当に素敵なのだが、今回時間が足りずお庭に出られなかったのが心残り。
また次回行こうっと。

4. 美術館ではないけれど・・・シャガールの天井画
パリへは何度も足を運んでいるのに、今回初めてオペラ・ガルニエでシャガールの天井画を鑑賞。
ひたすら、ため息。
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アートの街パリに万歳、と思う今宵。
また夜も更けてしまいました。。。
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by canary-london | 2006-02-12 11:42 | travel
やっとやっと。ネットワーク環境充実です。
嬉しいことにPCのアダプターが本日金曜日に無事に戻ってきて(パリ・ロンドンの距離を考えると一日で到着するのは驚きではないものの、おそらくアダプター到着は土曜日になるだろうと落胆してバッテリーをセーブしながら作業していた身には朗報)、丑三時も近いというのにやおらPCに向かってしまう病気のわたくし。

先般のフランス紀行はこれから何度かに分けてゆっくりと書いていこうと思います。
何しろ芸術家の都パリ。いつもながらに、最大の楽しみは美術館巡り。
今回は今までに一度も行ったことのない美術館を二つ訪問したほか、かの有名なオペラ・ガルニエの内装をひときわ華やかにしているシャガールの天井画も初めて鑑賞。
「海の奇蹟」ともいわれるモン・サン・ミッシェル修道院もパリからの強行日帰りツアーで訪問するなど満足感の高い内容だったのですが。
美術館その他academic/artisticな内容については紙面を改めることにして、下記で少々書いた通り何やらトラブルも多かった旅でした。

ホテルで自分のPCがネットワークに繋がらなかったのはまだしも先日のガス漏れに伴うロンドンでのホテル宿泊といい、何やらここ最近は金運に恵まれないらしい。
それもこれも、全て自分のそそっかしさが原因といえばその通りなのですが。

同じ「予想外の出費」でも、別にRue du Faubourg St. Honoreのエルメス本店にふらっと入って全く予定外の買い物をして出てくる羽目になったとか、そういうのはある程度自分の性格上予想できうるアクシデント。
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今回最も痛かったのは、帰りの飛行機。
思い込みというのは恐ろしいもので、あろうことか私は帰りのパリ→ロンドン便がシャルル・ド・ゴール2000発・ロンドン2020着のところをパリ2020発と誤って記憶してしまっていた。これまた貧乏性の成せる業、無用な場面でも分刻みで行動する傾向のある私は、ヨーロッパ都市間の便で窓口閉鎖が離陸30分前なら40分前に着く計算で動くタイプの人間だ。この場合、20分のロスは致命傷。今回は少し余裕をもってホテルを出たものの、こういうときに限って切符購入時に小さなトラブルがあったり電車が遅れたりと遅延が続き、結局地下鉄・RERがシャルル・ド・ゴール空港ホームに滑り込んだのは既に19時31分(その間、私の旦那は重さ22KGのサムソナイトを担いで私の傍らをひたすら走っていた。本当に申し訳ない。)。

時刻は既に19時37分。Air Franceのカウンターにダッシュで駆け込むも、’Madame, the counter is closed!’(ちなみに、最近フランスでもイギリスでもどこへ行っても’Madame’といわれる。確かに’Mademoiselle’って年齢ではないけどちと寂しい。)と止められる始末。

げげげげげ。
これまでの人生綱渡りは幾度となくやってきたが、国際線の飛行機に乗り遅れたのはいまだかつて初めての体験。「確か2200ぐらいの最終便があったはず」と思い、気を取り直してAir Franceのチケットカウンターへ行くと、「今日のロンドン行きは終了しました。次の便は明朝0730です」とすまし顔の無情なスチュワーデス。
「いやいやいやいや。私は明日朝早くから仕事なのでどうーーしても今晩ロンドンに着かなきゃいけないの。他の航空会社は!?」とフランス人もびっくりの剣幕でまくし立てると、「2145発のBAがあります」の回答。シャルル・ド・ゴール空港は空港内の移動がこれまた面倒くさいのだが、ターミナル2の2FにあるAFから同2BにあるBAに何とか辿り着き、いい感じ初老のおばさまが「今晩のBA329の片道2枚ですね?取れますよ」と言ってくれた時には彼女が救世主に見えた。

これで何とか23時よりもだいぶ早くヒースローに着くことが出来たのだが、当然当初のチケットは水の泡。
追加分のBA代金・・・お二人様しめて240ユーロ(約34,000円)也。

一方、びっくりするようなスピードでパリの宿泊先のホテルから到着したPCアダプターが包装されているFedExの伝票を見ると。。。73.5ユーロ(約10,400円)。いやー、確かに「お金は高くて構わないので一番早い方法で送って!!!!」とは言ったけどね。

ロンドンの普段の生活に戻ったところで、しばらく節約を心がけよう・・・と心に誓った日でした。
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by canary-london | 2006-02-11 11:16 | travel

Happy Birthday Mozart!

東京にいたときから平日は少なかった睡眠時間がロンドンに来て伸びるかと思いきや、起床時刻は6時きっかりと全くflexibilityがないのに対してブログを書いてるとあーでもないこーでもないとついつい夜更かししてしまうので、睡眠時間は減る一方。おかげさまで冬眠よろしく週末一気に寝だめするクマのようなライフスタイルに突入しつつある。

ともあれ。
そんなわけで午前様はいつものことなのだが、そうこうしているうちにどっぷりとモーツァルトの誕生日になってしまった。
1756年1月27日。
今年は生誕250周年というわけで、生まれ故郷ザルツブルグをはじめとして世界各国で様々なイベントが目白押しである。
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そんなわけで、今日は昨年の8月に訪問したザルツブルグについて少々書いてみようかなと思う次第。

1. モーツァルト生家
モーツァルトが1773年まで暮らしたMozarts Geburtshausは、小ぢんまりとしていて観光名所として格別なアピールがあるわけではないが、この天才音楽家の幼少時の生活に触れられる「手触り感」が何ともいえず。
アマデウス少年が子供時代に弾いていた小さなバイオリンが展示してあったりと楽しみは尽きない。

2. ザルツブルグ音楽祭
モーツァルトと同じくザルツブルグ出身のカラヤンが長く総監督を務めたことでも知られるザルツブルグ音楽祭にも一日だけ足を運んだ。
Daniel Gatti指揮のウィーン・フィル演奏で、メインはマーラー交響曲4番(2005年8月6日)。
演奏も良かったのだが(その前年サントリーホールで聴いたゲルギエフ指揮の地響きがするようなウィーン・フィルとはまた全然違う趣だが)、第一に山の岩盤をくり抜いて作られたというエキセントリックな大劇場のセッティング、第二に夜の部とあって華やかなイブニングドレスで着飾るご婦人方と淑女をエスコートする男性陣・・・という構図に見る古き良き上流階級を垣間見た気がして、非常に楽しかった。

3. サウンド・オブ・ミュージックの世界とDOM
ザルツブルグおよび近隣のSalzkammergutは、ジュリー・アンドリュースが主演した心楽しくなるミュージカル・「サウンド・オブ・ミュージック」の本場。一緒に訪れた友人夫妻と「サウンド・オブ・ミュージック・ツアー」なるものに参加したのだが、友人である彼女の方は同ミュージカルの通でびっくりしてしまった。粋なはからいでツアーガイドがミュージカルにまつわるクイズを出題したりするのだが、彼女はクイズに全部答えていたのでは・・・。
市内では、中心部にある教会・DOMが圧巻だった。特段観光名所として取り上げられるわけではないが、教会には珍しい大理石造りの内装がなんともいえない荘厳な雰囲気を出している。

4. ヘルブルン宮殿
上記の友人の薦めで(ちなみに彼女は学生時代ザルツブルグに語学留学していたという達人である)訪れた「Trick Fountains」で有名なHellburn Palaceは、遊び心いっぱいで楽しかった。
それにしても、17世紀初めに、ディナーテーブルでほろ酔い気分のゲストに突然尻下の椅子から水が吹き出してくる椅子の仕掛けを考案した大司教とは、よほど悪戯心に溢れた人だったのだろう。

5. ザッハトルテ
オーストリアといえば、やはり。「Hotel Sacher」のかの有名なチョコレートケーキ、ザッハトルテでしょう。
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ウィーンとザルツブルグの2都市にあるこのホテル。観光客と地元の裕福な高齢層でごった返す広いカフェで賞味したザッハトルテは、チョコレートのボリュームにも拘らず生地の間に挟まれているのが杏だったかの爽やかな味わいのジャムであったせいか、ちっともしつこさを感じなかった。
またこのカフェの個性は、やはり雰囲気。映画俳優から著名な政界人まで、歴代訪れた著名人の写真パネルでびっしりと埋め尽くされる壁。時間の流れが少し緩やかになったような気すらする。

実はウィーンへは行ったことがないので、今年はシェーンブルン宮殿でも訪ねてみたいと思っている。
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by canary-london | 2006-01-27 11:04 | travel