ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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あるパーフェクトな日曜日

「パーフェクトな日曜日」ってどんな日だろう。
自分にとってのパーフェクトな日曜日は、先日のこんな日かもしれない。
・・・といっても別段大した日ではないので、私の「パーフェクト」がいかに低レベルのものかが分かるだろうと思う(笑)。
というよりも、自分は実にささやかなことで幸せな気分になれるおめでたい性格なので、かなり得をしているなと我ながら感じる。

7時頃にはベッドから這い出る。
「早起きは三文の得」とは良く言ったもので、前の晩夜遊びなどして昼まで寝てしまった日曜日はロクなことがない。
美味しいコーヒーをたっぷり淹れて、週末版のFTを広げる。
普段は味気のないFTも、週末はアートや生活、旅行などに関する記事が充実して楽しく、紙面も多くて読み応えがある。
最近健忘症が著しいので、すっかり「メモ魔」となりながらゆっくりと新聞や溜まった雑誌を読む。

BGMには、グレン・グールドのバッハ。
天気の良い日の朝にモーツァルトを聴くのも至福ながら、朝バッハを聴くと、特にグールドのピアノを聴くと背筋が伸びて一日頑張らなきゃ、という気分になる。

家事も同時並行で進めながら贅沢な午前中が過ぎ、昼時になって空腹になると、手間いらずで美味しいものを作ろうと冷蔵庫をがさごそ。
うんと薄くスライスしたパンに、オニオンスライスを加えたツナマヨネーズを挟む。
サンドイッチの味の決め手は、ブルゴーニュで買ったタラゴンというハーブをベースにしたマスタードで、これが非常にいける。
ロンドンはすっかり秋の様相だけれど、きりっと冷えた白ワインを開ける。

お手製サンドイッチを自画自賛しながらさらに読書に耽る。
階上に用事があり、階段を上った踊り場から庭を見やると、相変わらずワラのように繁って手入れされるのを心待ちにしている芝生の中に、見なれない色。
・・・あ。
キツネ。

先日初登場のときに本ブログにも登場しているキツネ君だが、長く伸びた芝生の感触が気に入ったのか、どうやら我が家も定期的な訪問先に加えてもらったらしい。
それにしても、今日は先日と違ったポーズで、丸くなって眠っている。
ガラス越しに暫く眺めていたら、キツネ氏はふと目を覚まし、目と目が合った。
逃げるかな、と思いきや、再び昼寝に戻ってしまった。(仲間だと思われたのだろうか??)
こちらも調子に乗り、紙皿にクラッカーとミルクなど載せて庭に出たら、さすがのキツネ氏も驚くほどの逃げ足の速さで駆け出し、その日はそのまま戻ってこなかった。

・・・私は性格的に外ばかりを飛び歩いていると思われがちなのだが、実は家で過ごすこんな時間が大好きである。
この日は夜出掛けることにしており、キツネの寝顔に触発されたのか幸せな気持ちでワインを飲み過ぎたのかのいずれかは定かではないけれど、出掛ける前に昼寝までしてしまったのは「パーフェクトな日曜日」の計算外ではあったが、思わず笑顔のこぼれてしまう自宅での一幕だった。

これからロンドンは日増しに日が短くなって気持ちも沈む時期だけれど、今年はそんな暗い秋冬にキツネが彩を添えてくれるかもしれない、と秘かに期待している。
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by canary-london | 2008-09-15 09:02 | diary