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ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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サルディニアという楽園

写真のアップがすっかり遅くなってしまったけれど、今回は先々週行ったサルディニアについて。
イタリア人が自国の中でもっともその海の美しさを賛美する島でありながら、1960年代前半にサルディニアとは何の関連もないイスラム界の帝王、アガ・カーン四世が本格的な開発に着手するまで、世界有数の高級リゾート地として外国人に知られるようになるなど考えられなかったことと思う。

今回は、高級リゾート地としてのサルディニアの代名詞ともいえる北部コスタ・スメラルダ(Costa Smeralda)のポルト・チェルヴォ(Porto Cervo)、そして全く趣きの異なる中部にある山あいの村と二箇所に滞在し、所謂「セレブの集まるサルディニア」と、もっと素朴な自然美の素晴らしいサルディニアと両方の表情を垣間見ることが出来た。

写真の腕にはあまり(というかまったく)自信がないので、写真の綺麗な友人のブログはいつも羨ましいと思いながら眺めるだけなのだが、今回は同行した友人に撮ってもらってばかりいた写真を幾つかご紹介(有難う!)。

「セレブの集まるサルディニア」の中心広場は、こんなところである。
サルディニアという楽園_f0023268_8321490.jpg

ボンド・ストリートもびっくりのブランドショップが軒を連ねており、ついつい財布の紐が緩む。
サルディニアのような場所で買い物をするとき最も困ることは、ついつい美しい太陽の下で映える色の洋服やバッグを買ってしまい、どんよりと曇ったロンドンに戻ってくると決まって
「あれ、こんな色だったっけ?」
とがっかりしたり、ひどい場合にはロンドンでは明るい色が浮いてしまってすっかり登場回数が減ってしまったり。

ポルト・チェルヴォに程近いビーチでも、人気の少ないビーチもある。
5月初めで少し寒かったが、気にする風でもなく泳いでいる元気な人々の姿もちらほら。
サルディニアという楽園_f0023268_8493336.jpg

こちらはもっと観光化されて賑やかな、Baia Sardinia。
賑やかとはいえ、海の水はとびきり綺麗。
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ここの浜辺にあるフレッシュなシーフードを出すレストランがすっかり気に入り、二日連続で通ってしまった。
サルディニアといえば、ウニのスパゲッティ(Spaghetti Ai Ricci di Mare)とカラスミのスパゲッティ (Spaghetti Alla Bottarga)。
滞在中、とにかくひたすらウニとカラスミのパスタを食べたような気がする。

ポルト・チェルヴォで頻繁に見かけるもう一つの「金持ちアイテム」は、やはりクルーザーか。滞在先のホテルに近い港(Porto)にのんびりと停泊する船多数。
サルディニアという楽園_f0023268_835468.jpg


別荘やホテルなどが殆どと思うが、明るい色彩の建物が青い空に映える。
ただ不景気を映してか、建設が中断されたように見受けられる建物も時折見かけた。
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こちらは、山あいの村の方。
Supramonte という山脈を形成する山々にはトレッキング感覚で登ることが出来る。
といっても割合本格的な格好で挑んでいる人が多く、ジーンズにいいかげんなスニーカーとハンドバッグで山を登っていた我々の方が異色だった模様。
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・・・下山中、何よりびっくりしたのは豚の大群に出くわしたこと。
野生というわけでもなく、どこかの「家畜」ではあると思うのだが、ブロイラー的な家畜と違ってどこか健康的。
親子でも、黒や肌色、ブチなど様々なところも面白く、すっかり豚に見とれてしまった。
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そして最後は、ヌラーギ(Nuraghe)。
紀元前1800年から紀元前500年にかけて作られたものが殆どという謎の遺跡は、サルディニア島内に実に7,000もある。
訪れたNuraghe Mannuは決して規模の大きいところではないものの、Supramonteの山中に位置し海を背にした立地とあって、眺めが最高だった。
サルディニアという楽園_f0023268_8381047.jpg

by canary-london | 2008-05-22 08:55 | travel