ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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ニットの帽子にみるロンドン

通勤途中に読むFT(Financial Times)の中で、経済・市場欄は勿論のことだが実は毎朝チェックするのは世界各地の天気である。

ロンドンの天候をみて「あー、やっぱり今降ってなくてもこれから雨なわけね」と溜息をついた後、東京に目を移し、それからニューヨークを眺める。暇だとさらにリオデジャネイロやドバイを見て最高気温30度以上の表記にひとしきり驚き、気持ちだけリゾート地に瞬間移動したりもするのだが。
ロンドンの冬というのは、一般に日本人が想像するのと違ってそんなに厳しいものではない。平地ゆえ雪も降らないし、気温だって氷点下になることはさほど多くない。
ロンドンは北緯51度と樺太とほぼ同位置にあるものの、北大西洋海流という暖流のおかげで、緯度からは想像できない温暖な気候に恵まれるのだ。
最高気温は一つの尺度かと思うが、1月と2月を通じて大半の日はニューヨークの方がロンドンより寒く、ときには東京の方が寒い日もあるぐらい。この時期のロンドンの最高気温は摂氏7度から10度程度の日が多く、5度を下回る日は今年は多くなかった(今年は比較的暖かい冬である)。

話は本題からそれるけれど、ニューヨークというのはあれほどの繁栄をみている大都市としては考え難いぐらい気候の厳しい街だと思う。今は地球温暖化で少し変化しているのかもしれないが、私が暮らした80年代前半など、腰の高さ以上の積雪の中をスキーウェアとスノーブーツに身を包んで小学校まで通ったりしたものだ。

3月後半というのは、少し微妙な時期。以前にも書いたとおり、4月から7月末ないし8月上旬ぐらいまでのロンドンの気候というのは、冬の暗澹とした天候を全て許せてしまうほど美しい4ヶ月間なのだが、この時期も気温はあまり上がらない。
要は、真夏は夏らしい暑さに見舞われるニューヨークや東京に比べて四季に応じた気候の変化が緩やかで、過渡期にあたる3月下旬はまだ十分「冬」と呼ぶにふさわしいコンディションなのだ。

前置きがすっかり長くなってしまったが、実は今日ふと書こうと思ったのは「ニットの帽子」について。
この時期のロンドン、街中で少し注意を傾けると、男性でニット帽を被っている人がやけに多いことに気付く。ゆったりしたジーンズなど全身カジュアルな格好をしている人なら何となく分かるけれど、スーツにかっちりとしたウールのコートを着てブリーフケースを小脇に抱えた人でも、結構な数の人がぴったりしたニット帽に包まれている。

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・・・うーん、何でだろうか?
と考え始めたところで、まずは「寒いからだろうか?」と思ったのだが、上記の通り客観的にみてロンドンは他の大都市に比べてそんなに寒いわけではない。
また、スキンヘッドにするとはじめは慣れずに頭から風邪を引くものだといった話は良く耳にするが、別段ロンドンには格別頭を剃っている男性が多いとも思えない。

というわけでニット帽の氾濫について本当のところの理由は実は良く分からないのだが、確実に一つ言えることがある。
それは、皆体に対する頭の比率が小さいので、5頭身のアジア人が被ると何とはなしにコミカルな感のあるニット帽でも、おしなべて皆サマになるのだ。

もちろんNew Yorkerの体型だってLondonerと似たり寄ったりだろうが、ロンドンはこれに加えて、身長2メートル級(且つ頭のサイズはあまり比例的に大きくなっていないような気がする。これは決して脳味噌が小さいとか言おうとしているわけではない。)のオランダ人や北欧人が大量に流入してきていることもあり、10頭身の体型の人が更に多いように思う。普段オフィスにいても、「いやー、アンタの体系ちょっとフェアじゃないよね」と感じることが多い。
もしかしたらニューヨークでもニット帽姿の人は意外に多いのかもしれないけれど。

となると、やはりニット帽はアジア人には無理だけれど、8-10頭身の人が多いアングロ・サクソンやゲルマンは抵抗なく被れてしまうのではないだろうか、というのが唯一の結論。
最近ファッションについての記述が滞っていると思ったら、久々の話題はこんなくだらない記事になってしまった(笑)。
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by canary-london | 2008-03-21 22:50 | diary