ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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Disasters・・・悪いことは重なって起きる。

先日涼しい顔をしてコンサート報告なぞ書いて、しかも前週と2週続いただけにこの人ロンドンで遊んでばっかり・・・と思われた方も多いと思うが、実はその前日の金曜日は大変な一日だった。私なりに。

仕事では、前日木曜日の東京時間に約定した取引を巡ってとんでもなく厄介なことが金曜日朝になって発覚し、トラブルシューティングの一日が始まる。
そんな日中のバタバタの中で、午後1時過ぎに携帯電話が鳴る。
発信元は、3週間前に引っ越したばかりのマンションのポーター。
嫌な予感がして電話を取ると、「うちのマンションの隣のビルでガス漏れがありまして・・・」
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「うちのビルは被害はないんですが、何せガスなので今全員避難させられています。明日の正午までビルに入れませんから今晩はどこかに宿を探して下さい。」

おいおいおいおいおい。
まじかよ、おい。

とりあえずその日の夜一緒に食事に行く予定だった友人に急遽連絡を入れ、家が近所であるのをいいことにディナーの後転がり込む約束を取り付ける。
しかし。この種のトラブルって、シュートしまくっても終わらないときには終わらない。
特に、実務サイドの人間が匙を投げてしまい「後はビジネス上の判断なので、X氏(エライ人)の書面での了解を取り付けて下さい」みたいな奴。X氏はトルコなんぞに出張しているため、携帯で捕まえる。
すると当然こちらも自分の保身に関わる上、元々弁護士出身という彼の性分ゆえ細かな質問が矢継ぎ早に飛んできて、結局NY時間に入ってから外部の弁護士を捕まえて話を聞くことに。
状況によっては東京が土曜日朝の人間的な時間になるのを待って東京のマネジメントを捕まえて一報入れようか、なんて話もしていたのだが、結局これは何とか回避。

しかし全てことが片付いてみれば午後10時45分。
当然それまでにディナーはドタキャン。しかも何時になるか皆目見当がつかなかったので、ままよと思って会社の近くのホテルに予約を入れていた。
日中ずっと一緒にトラブル処理をしていたニュージーランド人と二人で閉店間際のパブでビールを一杯引っ掛けてから彼と別れ、私は一人ホテルへ。
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チェックイン23時。チェックアウトは翌土曜日の正午。
正味滞在時間13時間。
このうち、睡眠時間約10時間(平日の睡眠時間が平均4時間強なので金曜日は睡眠を貯金する日である)。
コーポレートレートとはいえ、世界一ホテルの高いロンドンでこの交通事故のような出費は痛い・・・。

土曜日は、当然チェックアウト後再びオフィスへ(どっちみちホテルから歩いて3分だし)。
Disasterの本題からは逸れるが、私は目が悪い。
正確に言うと、社会に出てパソコンと格闘するようになってから急激に目が悪くなり、大学時代に左右共に1.5あった視力は坂道を転げ落ちるように0.1と0.3になってしまった。

目が悪いことに慣れていない人間には、こういう予期せぬ事態が起きたときの危機管理能力がない。
私は使い捨てコンタクトを着用しているのだが、邪魔になるので眼鏡はあまり持ち歩かない。
コンタクトの替えもなければ、ケースもない。
したがって土曜日起きてからしばらくは盲人状態で過ごすことになる。
至近距離でパソコンに向かっている仕事には0.1の視力であっても大勢に影響はないが、コンサートとなると話は違う。
ヤンソンスが見えなければ話にならない。

というわけで、コンタクトを取るためだけに一旦自宅へ戻ってから急いでBarbican Centreへ向かうことに。
ちなみに、昨日電話してきたポーターに「私まだここに引っ越して来て3週間なんだけど・・・もう何でも来いって感じだよね」と軽く皮肉を言ったら、「こんなのまだいい方だよ。昨年はマンションの9階の配水管が破裂してこのエントランスホールに滝が降ってきたんだから。」と切り返してきた。やれやれ。

そんなことで、ヤンソンスとRCOの演奏に感動し直筆サインまでもらって心躍る日ではあったが、懐の寒さが身にしみる一日でもあった。。。
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by canary-london | 2006-01-31 10:56 | diary