ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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シャンパンフルートを眺めながら・・・

大変長らくご無沙汰になってしまったが故にアップの滞っていた幾つかのエントリについても、ゆっくり書いていこうと思う。
少し話が季節外れになってしまうのは予めご勘弁頂くことにして・・・。

二つ前の記事にある「3月半ばのとある週末」は、’socializing’に徹した週末でもあった。
恩師との再会の前日にあたった金曜日の夜は、親しい友人数名を狭い我が家に招き、ささやかなるホームパーティーを開催。
ブログを通じて出会い、ロンドンにいらっしゃった短い期間実に親しくお付き合い頂いたももんが先生が昨年12月の第一回開催時に詳細なレポートを書いておられるが、会の発足目的は、「シャンパンのマグナムボトルは通常ボトルより美味であるとの仮説を検証する会」。
要は、比較的高尚な香りのする体(てい)の良い口実を与えられた単なる飲み会である(笑)。

金曜日の仕事が引けた後、三々五々我が家に集まったのは、20-30代の男女。
たまたまなのか、類は友を・・・的要素があり同業者に酒好きが多いのか、何となく、金融業界を中心に人が集まる。
そんな砕けた場なので当然堅い話はなく、皆肩の力を抜いての会話だが、ふとした瞬間に誰かの専門分野に水が向けられると、一転して真面目な議論が熱っぽく繰り広げられるところもまた面白い。

f0023268_921229.jpg折に触れ感じることだが、海外で出会う日本の企業に勤める30歳-30代半ば程度の若者は、実に優秀な人が多い(注: 自分は非日系企業で言ってみれば勝手に海外赴任をしているようなものなのでこの限りではない)。
企業派遣、あるいは自発的に海外の大学に留学している人も同様である。

「海外転勤=特別なこと」などという時代はとっくに過ぎているものの、日本の企業も近年の経営統合等で会社の数自体が減り、海外赴任は結果的に非常に狭き門となっている。

30代前半といえば、日本企業でいうと所謂「屋台骨」にあたり、会社を支える大きな原動力となる軍団である。
一方で、非日系企業(この文脈ではとりわけ金融業界)の東京における現状に目を向けると、この年齢層の人間は、おそらく人数的に一番少ない。(これには幾多の理由があるが、ここでは割愛する。)
仕事面でも他人を主導して物事を中心的に進めていく立場であることに加え、我々の世代は第二次ベビーブームのジェネレーション。
数が多くて当然なのに、逆に少ないのである。

自分の友人・知人を含めて実に優秀な人が多いのもこの世代の特徴だが、こんな環境だと当然の帰結として一人一人に掛かる負荷が大きくなる。
日本の「サラリーマン社会」というものに対して物申したい部分は数限りなくあるが、つい先日まで自分も属していた世界で日々頑張る若者達が磨耗しないことを願うばかりである。

そんなことに思いを馳せながら(私の思考は良く脱線してあらぬ方向に向かっている)、楽しい金曜日の夜はあっという間に過ぎていった。
後に残されたのは、このイベントのために全員の協力で集められた18脚のシャンパンフルート。
未来を担っていく同世代人の面々が集うこの楽しい会合が次回も催せるよう、シャンパングラスも引き継がねば。
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by canary-london | 2007-05-08 09:22 | diary