ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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夢見る買物人

「2007年は時間の使い方を上手に」の年頭所感はどこへやら。
4月は一度しかブログをアップしていないではないか。何たる体たらく。
2月も3月も書きたくて書けていないことが山積なのに。

言い始めるときりがないので、このブログの中だけでは時間の流れ方が緩やかなことに(勝手に)してご勘弁頂こうと思っている。作家の諸先生のようにきちんとした締め切りがあって、ホテルの部屋に缶詰になってでも書かざるをえない、という状況が作られるのは、人間的かどうかはともかく否が応でも生産する、という意味においては意味のあることなのですな。

さて、GWを利用して(会社は欧米の会社なので休日がある筈もなく、「利用して」というのは勿論ただの言い訳である。というか日本およびアジア数ヶ国が休場であるのに便乗しているだけである。)、久し振りに数日ながら日本に一時帰国した。

イギリスに住み始めてからというもの、日本に一時帰国するたびにプラス・マイナス様々な印象を受けている(昨年11月に第一部第二部の二部構成で書いてみた)。

今回は、主に物価と買物について。
1ポンド=約240円という昨今の円安を割り引いて考えても、近時の英国の物価は正に「狂乱物価」と呼ぶに相応しい。サービスも車両の質も一向に向上しないロンドン地下鉄の初乗り料金は現在4ポンド(約880円)であり、生活しにくいことこの上ない。
数ヶ月前に東京に戻る際、ヒースロー空港に向かうタクシーの運ちゃんが「どこへ行くの?」というので「東京」といったら、「そうか。世界で二番目に物価が高いところから一番物価が高いところへ行くのか」というので、「それは違う。世界で一番物価が高いところから二番目に高いところへ行くんです」と思わず声を張り上げて反論してしまったが、以後も円安は止まらず、生活実感で考えた場合の東京の物価はおそらく世界主要都市の中で10位以内にも入らないのではないかと感じる。

というわけで現在の東京は、生活に身近なものは概ね全てが安い。
おまけに、物の質が良く、商品を提供する側のサービスの質も良い。

そんな風に感じた局面は多々あったが、改めて感動したのは「100円ショップ」。
現在の100円は約42ペンスという計算になり、ロンドンでは42ペンスを握り締めて買物に出たところで、見るからに不健康なチョコレートバーぐらいしか買えない。
しかし100円ショップは大型の店舗に行けば、あるわあるわ、生活雑貨から食品まで恐るべき種類のものが所狭しと並べられている。
輸入された安い労働力がこのビジネスモデルの一部を作っているのかと思えば、レジでは日本人の若い女性が応対してくれ(注: 私は人種差別者ではない)、実に気持ちの良い対応。思わずあまり必要のないものまで買い込み、レジ袋二つを満杯にして出てきた次第(それでも会計は1300円也・・・)。

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製品の質の高さと相対的な安さにやはり感動するのは、昨今では実は衣料品や靴である。
いわゆる欧米の「ブランド物」は、為替レートの問題もあり日本国外で買う方が安いが、日本発祥の20代・30代向けブランド(アパレルメーカーとしては、オンワード樫山・三陽商会・サンエーインターナショナルなど)の店頭に並ぶものの種類の豊富さと、英国に比較した場合のリーズナブルな値段設定には驚く。

縫製は、ラベルを見ると大体が「中国製」。
製造過程においては海外の安価な労働力を使っているわけだが、同様の値段で英国で手に入るものと比べて、縫製も非常に丁寧な印象を受ける。
以前も「天晴れなるものづくり国・ニッポン」について言及したのだが、消費者としては、是非とも現在のビジネスモデルを保ってもらいたいものである。

本日の話のオチはというと、既に予想のついている方も多いと思うのだが、「安い安いっ」「チョイスが多い多いっっ」などと連呼しながら買物しているうちに、荷物は持参した大型スーツケースを優に上回る量に膨れ上がり、結局ダンボール箱を一つ買い足し、うんうん言いながら一人で抱えてくる羽目になった。
・・・また日本経済に貢献してしまった。
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by canary-london | 2007-05-05 08:16 | current