ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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盗難事件続報

色々な方から個人的な心配・激励・お叱りの言葉を頂いているので、ひとまず経過報告。

先週金曜日の朝出社する際、件のポーターに声を掛けられ、
「プライベートで話したいことがあるので後で携帯に電話していいか?」
というので、これは何か新情報かと淡い期待を寄せて承諾。
土曜日の朝まで待ったものの、電話は一向に鳴らない。
金曜日の夜は彼の勤務日の筈なのに、帰宅しても彼の姿が見えない。
あれれと思いつつ彼の勤務日に該当しない週末が過ぎ、月曜日が過ぎ、火曜日。
例のフラット・マネージャーのオジサマ、J氏に別件で会社から電話を入れた。
「ところで、確認だけど、夜勤のポーターのNはまだ貴方のために働いているんだよね?」
と聞くと、
「いや、彼は先週金曜日の午前1時半頃クビにしたよ」との回答。
「えーーーーーーーーーーーーっっ、何でそれをこの状況で私に教えてくれないの?」
と言ったところ、
「彼をクビにしたのは彼が無断で4時間も勤務を離れたからであって、直接君の事件とは関係がない」とのたまう。

ポーターがまだうちのマンションで働いているなら、所詮警察なり然るべき手段で圧力を掛ければ、失ったものが出てくる望みはゼロではないと思っていた。
しかし。
彼がクビになったとあっては、連絡の取りようがない。
一応クリーナーの奥さんの携帯電話番号は知っているものの、彼女はしばらく故郷の南米に帰っているらしく、何度携帯電話を鳴らそうと応答はない。

J氏に
「お願いがあるんだけど。貴方は今回の状況を全部知っているわけだから、Nの連絡先を教えてほしい。」
と言ったところ、
「それは個人情報に該当するので無理だ」の一点張り。

前雇用主としての個人情報の保護責任は分かるが、一方でクビになったとはいえ前職が我がマンションのポーターである相手は、私の携帯電話番号も勤務先も全て知っている。
こういうのって、情報の非対称性とはいわないのだろうか。

そんなことを考えているうちに、一つの考えが頭に浮かんだ。
ひょっとして信頼できると思っていたJ氏も、体の良い理由を見つけてNをスケープゴートとしてクビにし、この事件をお蔵入りさせようと思っているのでは?
状況を考えるとNが何らかの関与を持っていることは間違いなさそうだし、普通に考えて窃盗犯が逮捕されるときにその人間の雇用主であることは避けたいと思うだろう。

ひょっとして、こいつら全員グル??

その考えに至ったときには、怒りで爆発しそうになった。
今朝は10時から来客だったのだけれど、怒りでミーティングを通じて頬が紅潮していたのではないかと心配するぐらい。

「すぐに引っ越した上、このフラット・マネージャーをはじめとしてマンションの管理に携わる全員訴訟してやるーーーー。しかも去るときには、100世帯以上あるマンションの一軒一軒に、今回起きたことについて赤裸々に綴った手紙を投函してやるっっ。」
と頭に血が上りきっていた。

とりあえず、本日J氏に事情聴取に行くといっていた警察官Sにメールを送る。
ほどなくして電話がきて、
「探偵ごっこもいいけど・・・そのラディカルな仮説は証拠がないとちょっと厳しいよ」と諌められる。
確かに、そりゃーそうだな。

更に、本日帰宅して過去7ヶ月間Nと同じシフトで夜勤ポーターを務めていたAと話をしたところ(Aは本当に信頼できる人間だと思っている)、
「Nは常に金銭的に困っていた」
「彼がクビになったのは、実は過去数週間にもわたって夜勤ポーターの勤務時間中にミニ・キャブ運転手の仕事もしていたからだ」
など驚くような事実が判明。

Nの不審な行動の数々を聞くにつれ、これはおそらく彼と奥さんの単独での犯行なのだろうという結論に戻った。
「なんちゃって探偵canary-london」の推測にも基づいて警察が引き続き捜査をしてくれているので、何か出てくることを望むばかりだけれど、物が戻ってくる可能性は残念ながら既に風前の灯か。

今日の教訓。
今更何を、と思われるかもしれないが、実はNについては、具体的に何かがあったというわけではないのだが、何となーく
「この人狡猾そうで信用できないな」
という印象を持っていた。
オンナの第六感・第一印象には従うべし。
私は自分の第一印象にしたがって、「ポーターの身内だから安心」などといった勝手な憶測で彼の奥さんにクリーニングなど依頼するべきではなかったのだ。
無論後悔先に立たず、なのだけれど。

頑張れ、英国警察!!!
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by canary-london | 2006-09-21 09:23 | diary