ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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チャイコフスキーのシンフォニーと元気玉

今でこそ難しい顔をしてMahlerだBrucknerだとエラソウな素人批評を繰り広げるも、ピアノの体験もあって元々クラシック音楽が嫌いではなかった自分に交響曲の楽しさを教えてくれた第一歩はおそらくチャイコフスキーであったように思う。
かれこれ四年ほど前のことになるが、オフィスで数日にもわたって気分が暗澹とする出来事があった。そんなときに、やはり音楽を愛する(且つ私に比べれば音楽の知識・演奏の実力共に月とすっぽんである。常に脱帽。)友人から、チャイコフスキーのシンフォニー5番のCDをプレゼントしてもらった。
「これでも聴いて元気出して。」

ロミオとジュリエットが一緒に収録されている、New York Phil / Bernsteinの一枚
短調であるにも拘らず、不思議と聴いているうちにパワーが漲ってくる曲。
第一楽章。AndanteからAllegro con animaへの展開が軽妙な耳に残る旋律。
第二楽章。のどかな主題からロマンティックな主部への各部で耳に残るメロディライン。
第三楽章。ワルツ。軽快な旋律が心楽しい。
そして第四楽章。華やかなフィナーレ。最後の荘厳なマーチは威風堂々として清々しい。

これに端を発して暫くはチャイコフスキーの4/5/6番を聴きまくる時期が続き、2004年秋のゲルギエフ・ウィーンフィル来日公演における演目がチャイコフスキー4番であったことで、下火になっていた傾向が再燃。
常夏のモルジブのリゾートホテルで大音量のロシアの寒々としたシンフォニーに耳を傾ける変てこな日々だったが、楽曲としての完成度は冒頭のマーラーなどムズカシイ曲を聴き始めると稚拙に感じられてくるのも事実。

実はしばらくチャイコフスキーから足が遠のいていたのだが、この週末久しぶりに4/5/6番をゆっくりと堪能。

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何というのか、「初心に戻った」感じ。
難しいクラシック談義もいいのだけれど、たまにはこんな単純なる感動も良いではないか。
例えてみるなら、チャイコフスキーは勧善懲悪・非常に分かりやすい米国の大衆向け娯楽作品。
マーラーは40-50年前に遡るならばヌーヴェル・バーグ的な色彩を帯びるマニア向けの映画。

ちなみに映画も雑食の私は(要は何でも雑食である。換言すればこだわりがない??)、基本姿勢としては後者のミニシアター系映画が好きであるものの、分かりやすいアメリカ映画も楽しく鑑賞するタイプである。アメリカ映画は断然1950-60年代のハリウッド映画が良い。

パワーの源・チャイコフスキーを聴いて今週もガンバロウ。
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by canary-london | 2006-08-14 09:47 | music