ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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最近の自分とピアノについて

更新が滞りがちな理由その一。
最近、少しピアノというものに対して真面目になりつつある。
真面目というと少し違うのだけれど。
「やっぱりピアノが好き」から来る真剣さ。

そもそも、ロンドンに来てから実に16年ぶりにピアノ・レッスンなるものを始めて、何となく「次回のレッスンの為に練習しなきゃ!!」的な気負いがあり、それが逆にピアノに向かう手を止めていたように思う。

7月16日。サングラスの隙間のそこかしこから陽射しが追ってくるような、焼け付くような暑さの日曜日。
R先生は一ヶ月ほど仕事で日本に一時帰国されていたため、7-8週間ぶりとなるレッスンだろうか。折しも、微妙なサイズの関係でこれまで階段を通すことが出来ず新居にピアノが入らなかったため、R先生の新居にてYAMAHAの真っ白な素敵なピアノでの初めてのレッスン。
我が家の電子ピアノとは感触が全然違う。

正直、その間リビングに鎮座するピアノに殆ど触っていなかった。
レッスン当日いつもの日曜日より少し早めに起きて練習するも、所詮付け焼刃で出来ることなんて知れてる。
昔から、試験勉強は前日の夜中にならないと手につかないタイプの私。
そつなくこなせるかなと思いきや、レッスン当日の結果は散々(とは先生は言わないものの、自分ではとてつもないフラストレーション)。

「ごめんなさい、忙しくてあんまり練習する時間がなくって」と口ごもる私。
「仕事も忙しいし、限られた時間の中でやりたいこと色々あるもんねー」と私の執筆熱も良くご存知の先生、すかさずフォロー。
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私のピアノの先生は、偉大なコーチングの先生でもある。
去る5月に先生とご友人とで一緒に出版された「とっておきのぴあれん手帳」は、ピアノを習う人にとっても教える人にとっても初心に戻ることの出来る一冊、なのだと思う。

R先生は、生徒の好きなものを見つけて伸ばしていくということがとてもとても上手である。
おまけ付で先週一応仕上げて頂いたHaydnは、「抜けるような空色」。
昔良く弾いたMozartのK545は、「深緑」。
それぞれの曲を色に例えると、自分の弾きたいイメージが膨らんでいく。

何と言うのか、前回のレッスン以来、心境の変化。
別に、自分は苦しい「練習」をするために今回はるばる日本からピアノを持ってきたのではなく。
楽しく演奏したい。

先生から次回の課題曲にと借りた楽譜には、一面の赤ペン。
セロテープで修復が必要なぐらいに使い込まれた楽譜を見ながら、この楽譜を見て繰り返し練習に励んだ人々の姿を思い浮かべたりして。
そんな赤ペンで書かれた一節に、「一日30分」の一言。

今の自分には、「毎日一日30分」は無理かもしれないけど。
昔は弾けなかったけど大好きなリストの「愛の夢」を、ショパンを、ラフマニノフを。
いつか弾けるようになるために。
亀の歩みでも、こつこつと、頑張ってみよう。
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by canary-london | 2006-07-24 08:45 | diary