ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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生活リズム、ThanksそしてSorryということ

先日日本に一時帰国した際の「生活リズム」の彼我の差についてコメントを書きかけましたが、リズムって本当にその都市によって違うものだと思います。

東京に戻ると、新宿の喧騒の中を他人とぶつかることなく歩くことがとても難しいことのように思える(たかだか2週間ぶりの帰国なのに・・・)。他人に構う余裕はまるでなく、皆殺伐とした雰囲気を漂わせながら周囲の人を蹴散らかすように歩いていく。
東京に戻ると、一事が万事こうなってしまう。
他人のことを思いやる余裕がない。
自分についても、眼前3m先以上のことは考える気力がない。
ましてや、「自分の時間」を持つなんて贅沢の極み。

イギリス人のビジネスマンも、歩く速度はとても速いです。忘れてしまったけどリンボウ先生だか誰だかが書いていた通り、その歩く様を見ているとシティ(今はビジネスマンも多くが元Docklandsのカナリーウォーフ地区にその拠点を移しつつありますが)はウォールストリートと大差はない。新宿を歩く人のスピードより速いぐらいかも。
が、一枚めくるとそこには全く違うメンタリティーが。
例えば、5mぐらい後ろを歩いている人がいるとするとドアを開けて待っていてくれる。
地下鉄の中では、「(空いた席に)どうぞ」「いえいえ、次で降りるから」というような会話がごくごく自然発生的に取り交わされていたりして。

上記はその一つの表れに過ぎないのかもしれないけれど、生活リズム=心のゆとり、であるように私は思います。

NYの「生活リズム」は子供時分以来短期間の滞在しかしたことがないので、正直肌感覚では良く分からない。けれど、間違いなくロンドン(=倫敦)の「生活リズム」は自分には合っていて、それがおそらくは幾多のデメリットにも拘らず(冬の今の時期は4時で日が沈んじゃうとか、天候が悪いとか、15年前に比べれば格段の進歩を見せたとはいえ食生活が貧弱であるとか・・・あばたもえくぼと称されるロンドン贔屓の私でも挙げ始めるとキリがない!!)ロンドンへの転勤を決めた最大の要因の一つであるように思う。

ついでにもう一つ言うなれば、「Thanks」と「Sorry」に関する姿勢の違い。
こちらにいると、「Thanks/Thank you」というフレーズには日々遭遇する。日本では「ありがとう」という言葉、残念ながらあまり耳にしない気がする。代わりに多用されるのが、どんなTPOでもオールマイティーに使える印象のある「すみません」。これ決して綺麗な言葉ではない(私も使う度に両親に注意される・・・いい年齢なんですが)のだが、日本人は心の中で思っていることは「ありがとう」であっても、「すみません」で済ませたりする。逆に、海外では「Sorry」はあまり言わない。プライベートの場では使うことも多いけれど、ことビジネスの場ではアングロ・サクソン的「謝ったら負け」のような考え方があり、ビジネスで自分から謝ることはガイジンはまずやらない。確かに軽々しく謝るととんでもないことになったりするので。

生活リズム、そして言語について。日本語で愚痴る相手もいない中、日本語の美しさにふと思いを馳せてみたりして。
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by canary-london | 2006-01-04 10:08 | culture