ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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London is beautiful – make the most of your life!

先週水曜日・6月21日は夏至。一年で一番日の長い日であった。
暖流の影響で一年を通じて気候が穏やかであるためややもすると忘れそうになるが、ロンドンは北緯51度と樺太とほぼ同じ高さに位置する。
高い緯度に加え、4月から10月の間導入されるサマータイム*の影響で、夏至前後のこの時期は、夜10時でもまだ西の空は十分に明るい。

*いきなり話は逸れるが、日本もサマータイムを導入すれば良いのにと本当に思う。
1948-1952年の一時的な導入時に「国民の評判が悪く廃止された」とのこと。
その時代に生きていないため当時の国民感情は知る由もないが、巷で言われている通り「労働時間延長と睡眠不足を引き起こす」との国民の不満が本当だったとすれば、何と悲しく精神的に貧しい国民なのだろうか。
「日が高いうちに仕事を終えて帰途に着く」というのは、罪悪感に苛まれるようなことでは決してない筈なのに。このトピックについては紙面を改めることにするが(家人は昨年来の私のメルマガで耳タコだろうが・・・ゴメンナサイ。)、日本人一般の「仕事をしたという達成感」には甚だ疑問を感じざるを得ない。

先週は20-24日という四日間の日程で、1711年以来300年弱の伝統を持つ緒ある年一回恒例の競馬のレース・Royal Ascot**の開催。
そして本日26日月曜日は、英国が世界に誇る国際的スポーツイベント・ウィンブルドンの開幕と、気候の良い時期を狙って重要イベントも目白押しとなる。

**またまた話は逸れるが、Royal Ascotというと、高校生時分に良く接待その他で両親が駆り出される度に、日本人が被るとどうにもはにかみがちとなってしまうシルクハットとモーニング、そしてゴージャスなフラワーアレンジメントに彩られた帽子と清楚なワンピースで出掛けた両親の姿を思い出す。
今のドレスコードも変わっていないのだろうか。

普段のロンドンの気候・食べ物・物価に対する吐いて捨てても捨てても足りないほどの不満はどこへやら。
この時期のロンドンというのは本当に「Life is beautiful」ならぬ「London is beautiful」と思わず呟くほどの美しい季節となる。

ランチタイムに会社から一歩外へ出ると、広場に設置された大きな噴水の周りには、サンドイッチを手に陽だまりの中でしばしの休息を楽しむビジネスマン達。
休日に自宅そばの公園を散歩すれば、僅かに除く太陽の光を一瞬でも逃すまいとデッキチェアに横たわる男女。

一昨日・土曜日は幸いにして晴天に恵まれ、自宅から目と鼻の先に位置するとあるchurchyardでも色とりどりの花が咲き乱れ、訪れる家族連れの表情も穏やかに感じられた。
がさごそという音にふと頭上を見上げると、太い木の幹には遠慮がちな表情のリスが一匹。
カメラを構えたこちらの顔を不思議そうに見ている。


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これ以上何を望めるだろう、と言いたくなるほどのどかなロンドンの休日。
折しも、約2週間もすれば、血塗られた忌まわしい記憶が蘇る7・7のロンドンでの同時多発テロから一周年を迎える。
2001年9月11日を境に、決して大げさな表現でなく世界は変わってしまったわけだが、同じようなことが二度と起こらないように、とひたすら願うばかりである。

ときに、日本が姿を消したワールドカップ。
イングランドxエクアドルの試合が開催された昨日・日曜日は、デスクを並べて仕事をする理解ある上司であり(といってもほぼ同年代のパワフルな女性だが)良き相談役でもあるJに「良ければウチに親戚と友達が集まるからイングランド戦観においでよ!」と誘われ、ロンドンからは若干北東に位置するEssex州の彼女の自宅にお邪魔した。

何というのか。
その豊かな「quality of life」に、ただただ脱帽であった。
自分とほぼ年齢は変わらないながら、既に二児の母親で驚くほど巧みに仕事と家庭を両立させるスーパーウーマンの彼女。

部屋は全部で幾つあるのだろうか。
地下一階・地上二階建ての豪邸。
二階の一部は増築中で、日曜日というのに工事の作業人が汗を流していた。
庭には、長さ15メートル程度ありそうなプール。
子供達が遊ぶためのブランコ、滑り台。
水と戯れながらはしゃぐ犬達。

良くも悪くも。
日本の「贅沢」とは圧倒的に違う。

Make the most of your life.
人生は一度しかないから。
後悔しないように、生きていこう。
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by canary-london | 2006-06-27 07:06 | diary