ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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プラハ紀行

イースターの4連休を利用してプラハへ来ている。
最近美術館だコンサートだと何やらアソビのエントリに偏ってしまっているため、本当は一発真面目な内容を書いてから今回の旅行記に移ろうと思っていたのだけれど、やはり未知の世界に触れた感動は新鮮なうちに記録したいと思い、結局またしても遊び優先(現在プラハのホテルにて執筆中)。

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1. Middle Europeという考え方
学生時代と通算して4年近くロンドンに住みながらも、東欧に足を踏み入れるのは今回が初。自分でも初・「東欧」に期待いっぱいで来たのだけれど、街中でふと見かけた看板が’The Best…in Middle Europe’となっている。
そうか、彼らの意識の中では何となく共産時代の陰鬱なイメージがつきまとう「東欧」ではなく、「中欧」なのだ、ということを改めて認識した次第。

2. 旧共産圏
それでもやっぱり、旧共産圏であることに時折気づかざるを得ない面もある。
二点だけ紹介する。
一つには、入国審査が妙に厳しかった。「厳しい」というのと少し違うのだけれど、審査官の神経質そうな眼鏡の女性は、幾ページにわたって各国の出入国スタンプが押された私のパスポートを一ページずつ訝しげに繰っている。そんなもの見て何が分かるんだ!?
それに、審査官のところからBaggage Claimへと移動する際のドアは、審査官が操作しないと開かないようになっている。うーん何やら物々しいが、そんなことしなくたってこれを飛び越える人はいないだろうに。。。
二つ目は、レストランでのメニューの表示。
必ず、グラム表示がされている。「Sirloin Steak 300g」「Oven-baked potatoes 500g」といった具合で、肉のみならず野菜の重量まで明記。聞けば、これは共産党時代の食糧配給制度の名残なのだそうだ。
まあこちらとしては、「800g」とかいう肉料理に誤って手を出したりせずに済むので助かるといえば助かる。

3. ドイツ・オーストリア文化圏とビール狂
チェコはドイツ・オーストリアにとても近く、20世紀の歴史が両国と大きく異なったものとなっていなければ、おそらく両国に非常に近い国がまた一つ・・・との印象の国になっていたのだろう(20世紀の歴史が異なれば、チェコが国民国家として成立しているかどうか自体が不確かとなるため、この歴史のIFは無意味だけれど)。
19世紀半ばにピルスナービールが生まれた地、ドイツのPilsenはプラハからものの80kmしか離れておらず、その意味ではピルスナーが美味しいのは当然といえば当然。
ホップの香りが強いこのビール、断然生が美味しい。日本やイギリスにいると当たり前のように缶や瓶のピルスナーを飲むけれど、こちらの人は「輸出用」である缶や瓶詰めには絶対に手を出さないとか。当然ですな。
昼には誤って生ビールのないかなりイイカゲンなところに入ってしまい、缶を頼んで後悔。
ここまで生と味が違うとは。
ちなみに、今回の旅ですっかり気に入って飲んでいるのは緑のボトルが印象的な’Pilsner Urquell’。
あまり長期間滞在するとドイツ人顔負けのビールっ腹になりそうなので気をつけねば。

4. ユダヤ教について
今回何の気なしにEasterに訪れてしまったが、昨日・今日はJewish Quarterとよばれ多くのsynagogueを擁するエリアの観光名所は全て臨時休業となっていた。しかしEaster Sundayである明日は営業再開とのことで、ご苦労様です・・・。
ユダヤ教に触れたため、丁度昨年のこの時期に亡くなった前ローマ法王ヨハネ・パウロ二世にふと思いを馳せた。中絶反対の考え方には賛否両論あろうが、近年この人ほど世界中の多数の人々から崇められ愛された人を探すのは難しい。
ローマ法王として初めてユダヤ教のsynagogueを公式に訪問したのは、ヨハネ・パウロ二世だったそうだ。
脱線が目に余るのでこれについては機を改めることにする。

5. Music
チェコが生んだ作曲家では、ドヴォルザークとスメタナがあまりに有名。
ドヴォルザークは、友人に薦められて以来交響曲7番が最も好きになったが、Little Quarterをぶらぶらしていたら昔ながらのCD屋さんを発見。どうせならばりばりにチェコ・テイストのものを買おうと思って、ドヴォルザークのSlovanic Dances(チェコ・フィル演奏・Neumann指揮)とスメタナのMy Country(同じくチェコ・フィル演奏・Kubelik指揮)を購入。
プラハには両氏をテーマとしたMuseumもあり、明日はDvorak Museumへ足を運んでみようと思っている。

6. Literature
文学者では、フランツ・カフカ。
プラハ城の一角を成す狭い路地に小粒の家がひしめき合う‘Golden Lane’の22番地は、カフカが数ヶ月ながら暮らした家とあって観光客が絶えない。
この近くでカフカ・グッズを専門に売る店のショーウィンドウが愛らしかったのでカメラに収めてみた。隣は、同エリアにあるカフェ。

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*おまけーLittle QuarterのNerudova Streetにある家の標識の数々。18世紀後半に番地が付与されるまで、それぞれの家はこのようなサインで識別されていたとのこと。
街並に素敵な彩りを添えていた。


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by canary-london | 2006-04-16 08:30 | travel