ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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「グッドサービス」

ロンドンの地下鉄の初乗りが今年の1月から3ポンド(現状の為替レートでは仲値換算でも約610円。MK初乗りより高い・・・)に値上げされるとのニュースが流れた昨年10月は、世界中から驚愕と批判のコメントが寄せられていた。
特に、私のように日々公共交通網を使用する人間は大体「オイスターカード」や「トラベルカード」といった割引のきくプリペイドカードを持っているため、3ポンドの初乗り料金は主に観光客を狙ったものだとしてこれまた批判が大幅に増幅。

今般の値上げについても、「老朽化した車両や設備の修復に充てる」ことが主目的とされていたが、地下鉄システム全体の改善と英国がそれに掛けてきたコストをみると明らかに何かがおかしい。
私が(学生の時)ロンドンに暮らし始めたのは1988年の夏だったが、記憶が正しければ当時の初乗りは80ペンス。今の3分の1以下だったと思う。
昨年2月末に久しぶりに仕事でロンドンの地を踏んだとき、「ロンドンの変わらない部分」のトップ項目は地下鉄ではないかと感じた。路線にもよるのだけれど、Northern Lineの車両なんて15年前と同じものを使っているとほぼ確信してしまうぐらいに古い。
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私が通勤に使用しているJubilee Lineなんかはまだ新しく快適な方だが、全般的にとにかく車両や設備が古い。

頻繁に遅れる。

週末ともなると、「planned engineering works」とかいっちゃって駅が閉鎖されるなんてことを延々とやっている。

夜や週末になると駅自体が閉まってしまうところもたくさんある。

過去18年間の運賃値上げで政府が余計に手にしている収入は、一体どこへ消えてしまっているのだろう??不思議・・・。

今週の月曜日なんて、夜10時頃に仕事を終えてオフィスの最寄駅に着いてみると(この時間だと会社からタクシー代は支給されるのだが、何となく歩きたかったので駅へ向かった)、「emergencyによりこの駅は閉鎖します。直ちに駅から退去して下さい。」のアナウンス。
冗談かと思ったら、人の波が出てきたので結局仕方なくタクシー乗り場へ逆戻り。あれは結局何だったのだろう・・・と思っても、翌朝は駅員達も何事もなかったかのような佇まいなので結局理由も分からずじまい。
こんなことが日常茶飯事なのである。

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ロンドンの愛すべきTUBE(地下鉄)については、昨年こちらに来たばかりのとき一緒に食事した兄の友人O氏がふと口にしたコメントが言い得て妙だと思ったので引用させて頂く。
地下鉄の駅構内では’There is currently a GOOD SERVICE operating on…xxx Line’というフレーズが多用される。
「グッドサービスって、普通のサービスじゃんね。別に普段に比べて遅れないとか一味違ったサービスがあるとかいうわけではないのに、普通に走っていることを’good service’と呼ぶこと自体図々しいよなあ。」という彼の一言を聞いて思わず笑ってしまった。
これって実は英国のサービス業の姿勢の核心を突いてるコメントだったりして。

明日も、「グッドサービス」の地下鉄に乗ってオフィスへと向かおう。
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by canary-london | 2006-03-17 10:17 | diary