ロンドン生活開始から4年強経過。あこがれの田舎暮らしも敢行!このまま骨を埋める展開か??インベストメントバンカー日々迷走中。


by canary-london
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インベストメントバンカーとジーンズ

先週、水・木の二日間ロンドンでG-20が開催された。
「反資本主義」「反銀行」で一致団結したデモ隊がBank of England(イングランド中央銀行)の周囲を練り歩き、公的資金の無駄遣いによって悪の権化とされたRoyal Bank of ScotlandのThreadneedle Street支店の窓ガラスを割るなど、ロンドン全体が緊張に包まれた二日間。

結果的には上記のような単発的なデモ活動を除いて、幸いにして概ね平和的に行事は終了。
しかし、「反銀行」が声高に叫ばれるなか、特に我々の業界における警戒心は強く、デモの中心的な舞台となったシティではなく東部のカナリー・ウォーフに拠点を構える弊社でも、両日ともに     'dress-down’が奨励された。

Dress-down。
つまり、資本主義の象徴と見做されないよう、ぱりっとしたスーツと高級革靴ではなく、うんとカジュアル・ラフな格好で出勤するということ。
万が一テロなどが起きたときに、機動的に動ける服装という意味合いもあるのだろう。

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実際ジーンズでオフィスに現れる同僚も多く、トレーディング・フロアも普段と少し趣が異なる。そんな中で、小姑としてどうしても気になってしまうのが、普段スーツ姿を見慣れた同僚がジーンズに着替えたときのファッション・センスだったりする。

欧米人は日本人に比べて概して体格が良いことも手伝って、仕立ての良いスーツとウィングチップに身を包んでいるときにはサマになっている面々が、ひとたびジーンズという普段と全く違う服装になったとき、スーツのときには見えない部分が見えてきたりして面白い。

全体的に言えるのは、ジーンズでお洒落と思える人がいかに少ないかということ。
もちろん、ジーンズをばっちりはきこなしている人もたまには見かけるものの、大体いただけない。普段ジーンズをはき慣れないバンカーは、ジーンズをはくと、以下の三タイプに大別できるように感じた:
(1) パンツ替えただけじゃんタイプ
一つ目の分類は、下半身だけとりあえずジーンズに替えてみたというタイプか。
足元はChurch’sやCrockett&Jonesなどの英国派か、はたまたBerlutiなどイタリア派か、ジーンズの裾から上質な革靴が覗く。上半身は、白シャツというのは爽やかで良いのだが、ジーンズなのにカフスボタンは明らかにミスマッチでしょ?

(2) 年齢無視してラフにし過ぎタイプ
ジーンズというと少し気負って全体的に若作りしなければ、という強迫観念に駆られてしまう人もいるよう。
QuiksilverのTシャツとジーンズとか。オマエ、どう見てもサーフィンとは無縁だろう。
アバクロを着ている人は、本人としてはかなりイケてるつもりなのだろうが、いかんせん若い。それから、やっぱりアバクロは腹筋が六つに割れている人が着るべきだろう(←偏見だろうか)。

(3) おうちで庭仕事タイプ
三番目のタイプは、ジーンズというと本当に「作業着」だと思っているタイプだろうか。
腰回りはゆったりし過ぎている一方で丈の短すぎるジーンズに、薄汚れたスニーカーという人もいて、普段のスーツ姿は悪くない男性だったりすると、「うーん、君はスーツのままでいてくれ」と思ったりする。

かく言う自分はといえば、4月1日の朝はG-20のことをすっかり忘れており、少し肌寒かったこともあって毛皮など纏って出勤してしまった。
勤務先がシティであれば、卵でも投げられていたかもしれない。
嗚呼、何事もなく終わって良かった(笑)。
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by canary-london | 2009-04-06 04:26 | diary