クリスマスの残り物其の壱: クリスマスツリー考
2009年 01月 12日
新年には入ったものの、クリスマスについて書きたいことが処理しきれていないので、自分勝手に構わず書いていくことにする(笑)。
一つ目はクリスマスツリーについて。
クリスマスツリーは、日本のお雛様のように「娘が嫁に行き遅れる」などと焦って当日が済むとさっさと片付けられるという性質のものではなく、新年に入ってもツリーもデコレーションも放置されている。来英して間もない日本人の中は、お正月に門松がない風景を寂しいと言う人もいるけれど、こちらはクリスマスとお正月の風景に大きな差がないということになる。
ツリーが「放置されている」というのには実は語弊があり、クリスマス当日の12月25日から、キリスト教の祝日である1月6日のEpiphany(マギ=賢者達が幼子キリストを訪れた日)までの12日間は祝祭が続くという考え方。以前本ブログでも、米国で過ごした子供時代に意味も分からずコーラスで歌った‘The Twelve Days of Christmas’という歌について書いたことがあるけれど、あの歌自体の出自には色々な意見があるとはいえ、「12日間」のお祝いということには正当な宗教的背景がある。
・・・しかしながら、現実問題としてはやはり「放置されている」ことに変わりはなく、更に困るのは後始末。
イギリスではアメリカに比べて、通行人の目も楽しませてくれるような派手なツリーとデコレーションで祝っている家庭は圧倒的に少ないとはいえ、ツリー自体は当然ながら「ナマ」の樅の木。東急ハンズで仕入れた人工ツリーに人工の電飾が輝く日本の家庭の典型的なデコレーションとは事情が違う。まあこの辺りは、宗教的な理由だけではなく、米国→英国→日本と土地が狭くなるにつれて、より現実的なデコレーションの方法が考案されていく部分もあるのだろうけれど。
1月6日を過ぎると、ご近所でも一斉に立派な樅の木が即ゴミ箱行きとなる家庭が多いらしく、先週ゴミ収集車が去った後は樅の葉や枝の残骸がそこかしこに散乱しており、何となくうら寂しい気持ちになってしまった。
そんなことをぼーっと考えながらインターネットを眺めていると、こんなサイトに行き当たった。ここにリンクが掲載されているEarth911というサイトに行くと、確かにクリスマスツリーをはじめあらゆる物のリサイクル方法を調べることが出来るのだが、米国限定。
私のご近所のツリーはどうもそのまま可燃ゴミとして処理されそうな気配濃厚だったが、英国にも環境に優しいこんな選択肢があることを願っている。
一つ目はクリスマスツリーについて。
クリスマスツリーは、日本のお雛様のように「娘が嫁に行き遅れる」などと焦って当日が済むとさっさと片付けられるという性質のものではなく、新年に入ってもツリーもデコレーションも放置されている。来英して間もない日本人の中は、お正月に門松がない風景を寂しいと言う人もいるけれど、こちらはクリスマスとお正月の風景に大きな差がないということになる。
ツリーが「放置されている」というのには実は語弊があり、クリスマス当日の12月25日から、キリスト教の祝日である1月6日のEpiphany(マギ=賢者達が幼子キリストを訪れた日)までの12日間は祝祭が続くという考え方。以前本ブログでも、米国で過ごした子供時代に意味も分からずコーラスで歌った‘The Twelve Days of Christmas’という歌について書いたことがあるけれど、あの歌自体の出自には色々な意見があるとはいえ、「12日間」のお祝いということには正当な宗教的背景がある。
・・・しかしながら、現実問題としてはやはり「放置されている」ことに変わりはなく、更に困るのは後始末。
イギリスではアメリカに比べて、通行人の目も楽しませてくれるような派手なツリーとデコレーションで祝っている家庭は圧倒的に少ないとはいえ、ツリー自体は当然ながら「ナマ」の樅の木。東急ハンズで仕入れた人工ツリーに人工の電飾が輝く日本の家庭の典型的なデコレーションとは事情が違う。まあこの辺りは、宗教的な理由だけではなく、米国→英国→日本と土地が狭くなるにつれて、より現実的なデコレーションの方法が考案されていく部分もあるのだろうけれど。
1月6日を過ぎると、ご近所でも一斉に立派な樅の木が即ゴミ箱行きとなる家庭が多いらしく、先週ゴミ収集車が去った後は樅の葉や枝の残骸がそこかしこに散乱しており、何となくうら寂しい気持ちになってしまった。
そんなことをぼーっと考えながらインターネットを眺めていると、こんなサイトに行き当たった。ここにリンクが掲載されているEarth911というサイトに行くと、確かにクリスマスツリーをはじめあらゆる物のリサイクル方法を調べることが出来るのだが、米国限定。
私のご近所のツリーはどうもそのまま可燃ゴミとして処理されそうな気配濃厚だったが、英国にも環境に優しいこんな選択肢があることを願っている。
by canary-london
| 2009-01-12 03:36
| diary